「スマブラで生計を立てる」為に今からできること Abadangoインタビュー

“強くなる努力”と“自分を宣伝する”意識

現在フリーランスとして活動するAbadangoに、ゲーマーのキャリアについて聞いてきました!

どんな事を考えてフリーランスを選択したのか、どうやって収入を得ているのか。これからゲームで生計を立てていきたいと考えているプレイヤーに対して、重要な考え方と具体的な行動について語ってくれています。

20代のうちは何をしてても何とかなる

-Abadango選手は現在プロチームに所属せず、フリーランスとして活動されていますが、大学院を卒業してフリーランスというキャリアを選ぶ上で、不安はありませんでしたか?

そうですね、「20代だから何しても許されるだろう」というのが前提としてあるんですけど(笑)。

一応院卒の肩書きがあるので、無理だったら普通の働き方すればいいやって割り切れている部分があるから、多分やれているんだと思います。そういうのが無かったら心配というか、無理だったと思います。

-今後のキャリアについて、ある程度下地があったから怖くなかったという感じですかね。

あと、3年くらい新卒の期間ってありますよね?それもあるし、ちゃんとした企業なら新卒とかこだわらないと思うので、あんまりその年の新卒採用はいいやっていうのがあって、そもそも去年の就職活動するであろう時期は僕普通にスマブラばっかりやってたから(笑)。そもそも就活をしてなかったっていうのもあります。

-なるほど(笑)。では今後もしばらくはフリーランスとして活動をしていく予定ですか?

別にフリーランスっていう形にはこだわってなくて、普通に生活できて、普通にゲームができれば良いなって思ってるんで。良さげなチームがあればそれには入りたいなっていう感じですね。
ただ形にこだわらないといはいえ、チームに所属することで制約が多いのであれば今の形の方が動きやすいっていうのはありますね。

-ゲーマーとして生活するというベースが崩れなければ、形には執着がないということですね。あえてネガティブに考えると、今後新卒期間が終わった時に食えなくなっていたら、その後のキャリアはどうする予定ですか?

新作スマブラの発売がもう決定してしまったので、そんな心配消し飛んでるんですけど、ダメなんですかね?(笑)

新作の発売はもう少し先だと思ってたんで、その間どう凌ごうかなっていうのは考えてたんですけど、もう出ちゃうんだったらある程度はゲーマーとして動画配信とかでなんとかなる見通しはありますね。

その後の話になったらもう新卒の期間は終わってるので、選手として諦めたらゲーム関係で就職するんだと思います。でも、会社員にはなりたくないですけど(笑)。

強くなりたいだけなんだったら会社員として働いてた方が楽

-動画配信という話が出ましたが、今Abadango選手の生活を構成している収入源というのは、どういったものがあるのでしょうか?

メインはYouTubeの動画広告です。それと視聴者様からの投げ銭。あとはちょくちょくインタビューを受けたり、今の時期イベントが多く開かれているので、そこでギャラを頂いたりですね。海外大会に招待されて結果を出せば、賞金も入ります。

-なるほど、インタビューやイベントに招待されるというのはある程度知名度の高いプレイヤーに限られると思うので、フリーとして活動できるプレイヤーは少ないかもしれませんね。

そうかもしれないですね、そもそも動画投稿をしているプレイヤーって少ないんですよ。特に前線にいる国内プレイヤーは。それだとまぁ…無理ですよね。

-動画なりで自分を宣伝していかないと厳しいっていうことですね。最近は会社員プレイヤーもスマブラ一本で生活したいって言っている人が増えてきている印象がありますが、そういう人たちがゲームで収入源を持つにはどういう事が必要だと思いますか?

その前にまず、その人のモチベーションが「強くなりたい」という事であれば、どこか時間に融通の効く働き口を確保しておくか、そういう働き方を模索する方が楽だと思います。

そうじゃなくて自分がプレイヤーとして目立って、ある種タレント的な動きをしてそこで収入を得たいのであれば、動画配信なりで自分を発信していかないといけないじゃないですか。

だからモチベーションの方向性次第なところがあって、強くなりたいだけなんだったら会社員として働いてた方が楽なんじゃないの?って思いますね。

-なるほど、じゃあスマブラで収入を得たい!という方向性の人は積極的に自分を発信していく必要があるということですね。

そうです。だって、強くなりたいだけの人からすると、発信する活動って楽しいものじゃないですからね。発信したらスマブラ強くなるかって言われたらそれは絶対ならないので。どちらにせよ、目的が合致していないと難しいですよね。

-今Abadango選手はどんなペースで動画配信をしているのでしょうか?

日本にいるときは週4〜5本は上げるようにしています。海外に行っている時は全然上げられないので、収入がガクっと落ちちゃって…。最低2日に1本は上げたいですね。

-結構上げてるんですね、まぁフリーランスとして活動する上で、動画配信に取り組むのは必須かもしれないですね。

まぁ自分はそう思ってますけどね。

会社を辞めてしまう前からやるべきことはある

-Abadang選手のように会社に属さず、ゲーマーとしてのキャリアを志すプレイヤーは今後増えていくと同時に、中々一歩を踏み出せない人は多いと思います。そんな方々に向けて、実際に独立という道を選んだAbadango選手からアドバイスはありますか?

あんまりグイグイ「仕事辞めようや」なんて言えないですけどね(笑)。

自分の感覚だと、今仕事やめてスマブラやりたいって言ってる人って、「学生上がりの社会人」というか、単純に学生時代に戻りたいだけっていう人が多いっていう勝手なイメージがあるんですけど(笑)、そうなってくると例えば学生時代に動画配信とかをしていて既にファンがいるとか、そういう状況じゃない限りリスクが高いので会社は辞めない方が良いと思います。

そうじゃなくて本当にゲーマーとしての活動を目指しているのであれば、会社を辞めてからとかじゃなくて、辞める前から副業みたいな感じで、自分の空き時間を使って発信するっていう活動をやってみてからの方が良いんじゃないですかね。

-なるほど、働きながらでも、今からできることがあるはずだという事ですね

そうですね。ある程度のビジョンや見通しが自分の中で見えないとキツいと思うので。あと、貯金をボンって貯めてから会社辞めまーすっていうのもアリだと思いますよ(笑)。20代のうちは割と何しても良いと思うので、貯金してから会社辞めてみるっていうのもアリだと僕は思います。

-辞めてからやってみようじゃなくて、辞める前から貯金にせよ発信にしろ、何かを継続的に取り組むっていうのが大事かもしれませんね。

そうですね、続ける癖がないと無理じゃないですか?辞めた後も。単純に日本でスマブラが強いからって食っていけるかって言ったら、よっぽど強いチームが給料払ってくれたりしないと無理じゃないですか。

一番お手軽なのは配信なので、まず配信をやってほしいですね。

-実際にブログや動画配信をしていても、中々ファンがつかなかったり、イベントの出演依頼を受けるような人脈がなくて困っているプレイヤーも大勢いると思います。そういった方々が自分を宣伝するにはどうしていくべきだと思いますか?

あんまり自分の周りにそういうタイプの人は居ないからわからないですけど(笑)、もし本当に居るんなら、手助けができると思うので僕に声をかけてくれよっていうのはありますね。

あと、誰か(イベント関係者や企業担当者)にプレイヤーを紹介してほしいって言われる事もあるんですけど、そういう時に例えば発信してるのかどうかっていうのもそうですし、単純にどの程度強いのかって聞かれちゃうので、それで紹介できない人っていうのもいるんですよね。だから強くなるための努力と、配信なりで自分をアピールするっていうのは両方必要ですよね。

動画配信をしてる人なら僕が宣伝するっていう手助けはできるし、まぁ面白い配信をしていれば勝手に伸びるから、その人の努力次第な感じはするんですけどね。

-強くなるというのと、表に出て行くっていう意識がないといけない

そうですね、スマブラ界隈は、あんまりそういう露出を意識している人って見ないですからね。

自分の発信や発言力に自信がない人って、今まで何もしてこなかったからだと思うんですよ。小さいブログとかでもいいからやってみるべき。だって、今時やろうと思えば誰だってできるじゃないですか。そういう風にちょっとでも自分でやってみるっていうのができないと厳しいと思うんですよね。

逆に言えば、今は無名だろうが、そういう経験を積んでいる人の方が有利になってくると思うし、こっちからも声かけやすいです。

-なるほど、しっかり活動しているのであればAbadango選手は協力的であると

はい。全然僕がシェアするし、拡散力は勝手に利用してくれって感じですかね(笑)。面白いと思ったら誰とか関係なくRTとか全然するんで。ボタン押すだけなんで、僕は(笑)

-では最後に、これからAbadango選手のようにプレイヤーとして独立したいと考えている人に向けてメッセージをお願いします。

失敗してもいいから、小さくても配信やブログとかを始めてみて、どんな感じなのかっていうのをまずやってみてほしいですね。それこそ会社にいても、学生とかでも今すぐに始められることだと思うんで。僕自身やSmashlogでも協力はしたいと思ってるので、まずはそれを始めてほしいですね。

YouTubeあばだんごチャンネルはこちら

最後に

今回はプレイヤーインタビュー記事として、Abadango選手にお話を伺いました!

今後もSmashlogライターを中心に他プレイヤーへの取材を行なっていく予定なので、ご要望等ある方はSmashlogの質問箱よりお気軽にご意見をお寄せください。

では次回もお楽しみに!

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