EVENT
皆さんお久しぶりです。ウメブラスタッフのエルです。今回はタイトルの通り、このGWに関西で行われたKSBに初参加してきましたので、個人的に感じた印象をまじえながら大会を紹介していきたいと思います。
ちなみに私が参加したのは2日目と3日目で、CYCLOPSのIKKIさんの紹介でスタッフとしてもお手伝いさせて頂きました。会場で私を見かけた知り合いが、なんでお前スタッフやってんの、みたいな目で見てくるのが面白かったです。
KSBってどんな大会?
KSBとは大阪の千日前にある味園ユニバースで毎年GWに行われる格闘ゲームの複合イベントです。大会名は、KYAMEI(キャメイ)さん主催のイベント団体『KVO』と、数年前からコラボしているアメリカのアニメ格闘ゲーム団体「Team St1ckBuG(TSB)」の両団体の名前から取られています。
大会会場の味園ユニバースは昔、キャバレー、スナック、ダンスホールとしても利用されていた建物のため、普段行われているゲームイベントとは違う会場の雰囲気も楽しめるのも特徴だと思います。今年は会場がほぼ満員で入場規制も行っていたため、来年は会場が変わるという噂もありますが…
味園ユニバースの外観(夜)
この大会の凄いところはいくつもあるのですが、私が思う一番凄いところはやはり種目の多さです。3日間で消化された種目の数は驚異の18種(一部同タイトルでルールの違う競技有り)であり、トップ3は全て壇上で配信されます。3日という短期間でこれだけの数の大会が見られるのは、国内ではほぼ存在しないはずです。その他の魅力については以下で紹介していきます。
大会の雰囲気
会場全体の雰囲気としては、熱気がすごいの一言に尽きます。特に今回は過去最多人数だったということもあり、会場のいたる場所で盛り上がりが起きてました。人が多すぎて、盛り上がってるところは通り抜けが困難になるくらいでした。
またタイトルごとにもそれぞれの盛り上がり方があるのも印象的でした。以下にいくつかのタイトルに関して私が感じた印象を完全に主観で書きます。
ドラゴンボールファイターズ(DBFZ)
非常に緊張感があり、トップ32以降の試合を見てると強豪プレイヤーが普段ミスらないようなコンボを落としたりしてました。横で観戦してた某プロや強豪プレイヤーが「アイツ緊張しとるな」とか言ってるのを何度も耳にしました。大会レベルも間違いなく発売以降国内最高で、関東中部関西その他とオールスター感ありました。主催のKYAMEIさんは最高の瞬間をシェアしてました。
アルティメット マーベル VS. カプコン 3
同窓会っぽい雰囲気がかなり感じられるタイトルでした。実況でコンボを忘れているとか、徐々に思い出してきたとか、DBFZという都会に行きそびれた廃村とか、好き放題言われており本当に去年のKSBから全く触ってなく人と触れ合うために来ていた人も沢山いたのでは。でも何だかんだ派手で見てて面白いのがすごくよいです。実況聞いてるだけでも面白いので決勝のタイムシフトだけでも見てみると雰囲気がつかめるかと思います。
Fate/unlimited codes
参加者は僅か13人でしたが、会場でく◯技集という有志で作った冊子が配布されており、それを読みながら壊れたキャラの動きを見るだけでも楽しめました。永久や壊れ技のバーゲンセールであり、実況もこのゲームのくそなところ(褒め言葉)を見てる人に伝えようとしているのが伝わってきました。
多くの人に見られている大会
多くの人というのは文字通りであり、それは他のゲームをプレイしているプロや強豪だったり、色んなゲームのOrganizerや運営メンバーだったり、さらにはメディアや業界の人達だったりします。スタッフということで来賓の名簿見せてもらいましたが、正直こんな人も来てるのかと驚く人も混じっていました。この大会色んな人に注目されています。
さらにこれは余談ですが、大会の受付やってたら大阪のおばちゃん達に、盛り上がってるけどこれ何やってるのって何度も聞かれたりもしましたし、地元の人も何かわかんないけど盛り上がってるなって雰囲気を感じているようです。
6月7日の深夜1時59分から、毎日放送(関西ローカル)のYUBIWAZAで、#KSB2018 の模様が放送されるそうです。TVerで見逃し配信もやってるみたいなので、関西じゃなくても観られるそうですよ。
— ムー (@uchimue) May 6, 2018
メディア情報を見つけたので共有します。スマブラ4では、関西の強豪プレイヤーHIKARU君がカメラで撮られていましたし、他にも知ってる人が沢山映るかもしれません。
その他の魅力
上に書いた以外にも、普段の大会とは一風かわったものが沢山あります。例えば会場の入り口近くには、有志で書かれたファンアートが掲示してあり大会を華やかにしていました。
KSBってのは、ただの格闘ゲームの祭典じゃあねぇ…って事がお分かり頂けただろうか…?絵師も参加できるすばら大会。それがKSB。 pic.twitter.com/UvELmjkZXg
— Kei Ishibashi (@bashi_1987) May 4, 2018
他にも物販があったり、コスプレしてる人が沢山いたり、会場でお酒が飲めたり日本で一般的に格闘ゲームのオフライン大会って聞いてイメージするものとは一風変わってます。海外の複合大会にどちらかと言うと近いです。日本で上記を全て満たしている格闘ゲームのイベントは私が知る限りありません。
また来たいと思わせるイベント
KSBは初参加でしたが、まず第一にまた来たいと思うようなイベントでした。それはイベント本体の盛り上がりもありますが、やっぱりコミュニティ主導っていうのを肌で感じられるイベントだからだと思います。多くのプレイヤーが、自分たちの居場所を求めてこの大会に参加しているのではないでしょうか。
国内で格闘ゲームの複合大会を体験するならKSBかEVOJAPAN(次あるかわかりませんが)をおすすめします。今まで参加したことがない人も来年また開かれると思うので、一度は是非参加してみてはどうでしょうか。