COLUMN

【スマブラ3DS/WiiU】人読み最強の男、全一ゼロサムちょこさんにその極意を聞いてみた!

みなさんこんにちは、Shogunです!

早速ですが、今日はいつもとは趣向の違う記事で、トッププレイヤーのインタビュー記事になります。(今後シリーズ化するかは置いといて…)第一回として、今回は日本トッププレイヤーにして全一ゼロスーツサムス使いのちょこさんにお話を聞きました!

ちなみに、本人も「こんな真面目にスマブラのこと話したことない」「次にこういうことするの何年後になるか分からない」と言ってた通り、基本的にこういったスマブラの話を真剣にするイメージはなく、独自にスマブラを楽しんで最強になった人、という印象がありました。

ただ、だからこそ話したら面白いと思い、今回は声をかけさせて頂きました。以下が動画になります!

本記事では、上の動画の中でも特に印象的だったやり取り、そこから聞き手である自分が何を感じたかをまとめていきたいと思います。

よろしくお願いします!

ちょこの強くなるまでの過程~スマブラを初めてから今に至るまで

最初はニコ生で乱闘をする等、エンジョイ勢からのスタートだったちょこさん。そんなちょこさんですが、初オフ大会で上位入賞を果たす等、自分からすると最初から強くなったという印象が強かったです。

そのため、一体どうやって短期間で大会で勝てるまで強くなったのかについて、聞きました。

ちょこ「負けず嫌いだったので、最初はどうやったら勝てるかを色々考えていた。そうやって一人一人と対戦する中で、どの人も動きに癖があるということに気付いた。だとすると、全員同じように動きに癖があるのではないかと考えて、人読みを重ねて勝てるようになった」

…なるほど。自分にとってのちょこさんと同じ時期というのは10年前になるけど、自キャラの各技はどういう特性を持っているか、それはどういう特性を持つキャラに刺さるかは考えていたものの、各対戦相手ごとにどういう癖があるかについてはほとんど考えていませんでした。

また、この時期のちょこさんは動画にもある通り、オンラインの対戦がほとんど。自分がスマブラX時代から強く思っていることとして「オンラインとオフラインとの間で試合展開にかなりの差異があるから、一方を主戦場にしてるプレイヤーがもう一方で勝つことは極めて難しい」というものがあります。この点について、どういう対応をしたのか聞きました。

ちょこ「最初に行った宅オフがにえとの宅で、各種回避の使い方等の防御面での悪癖に関してはそこでのオフメンバー(恐らくにえとの)に指摘されて修正していった。攻撃面に関しては、反撃がやりやすいという印象があった。反撃に関してはオンライン対戦をしている時から強く意識をしていたので、攻撃面での適応という点では苦労しなかった。」

…さすがです。オンライン対戦だけやってるとどうしても暴れ技を押し通す戦法になりやすく、反撃といった安定行動に対する意識が薄くなりやすいです。

その中で、確実な行動に目を向けて早い段階から取り組んでいたというのは目の付け所がシャープです。

ちょこの強さを支える、人読みの極意

そんな人読みに特徴を持つちょこさん。しかし、人読みと簡単に言ってもちょこさんほどの精度で相手に対応するということは至難の業。一体ちょこさんが見る世界とはどのようなものなのか、聞きました。

ちょこ「例えば地上にいる相手に対し、ジャンプを見せるとする。そうすると相手はどのような動きをするのか(回避/ジャンプ/対空攻撃等…)を頭の中に保存していくイメージ。その後に同じ場面が現れたら2回同じ行動をするのか?という視点で相手を見る。2回とも同じだったら3回目も同じだろうと考えて狩りにいくというやり方。

また、ここで重要なことは自分がどんな行動を見せたか、その時相手とどういう位置関係にあったか、そこで結果として相手がどのような行動を選択したかをセットで覚えておくこと。ここがセットになってないと、相手の癖を読むということに意味がなくなる。」

…素晴らしいです。確かに、よく「この人はAという行動が多い」というのが一般的な癖読みと言われるものですが、相手の立場からすると”相手(この場合自分)がBという動きをしたからAを選択する”というのが実態なので、そもそも自分自身がBを見せなかったら相手はAを選択しないですからね。貴重なお話でした。

一つ、自分が気になったこととして「人読みは大事だけど、上位プレイヤーであればあるほど同じ行動を繰り返す確率が低くなる。

一つ前の展開で選んだ行動に対する対応策を出したら、相手は別の選択をしてくる可能性が高く、人読みが機能しないことはないのか」というもの。以下のように答えてくれました。

ちょこ「読み合いが噛み合わないリスクはもちろんある。ただ、自分は各キャラ相手の各状況に対し、どういった技を警戒しなければいけないかがある程度頭に入っている。人対策ありきではなく、そういった所謂キャラ対策が下地にあって、その上で自分の読み合いを押し付けているといった感じ。」

…ありがとうございます。本当に参考になりました。

EVOへの意気込み、目標

最後に、来る2018年8月にEVO2018が開催されます。そこでの参加が決まっているちょこさん。意気込みや対戦したいプレイヤーについて、聞きました。

ちょこ「目標は優勝!対戦したいプレイヤーについては、直近の大会(EVO JAPAN)で負けているMKLeoや同じキャラ使いのNairo。あとはやっぱりラスベガスということで、カジノはぜひやりたい!」

…最後は僕が完全に言わせたみたいな感じになりました。すみません。

日本最強プレイヤーの一角として、優勝も全く夢じゃなく現実的な目標だと個人的に思ってます。心から応援しているので、頑張ってください!

終わりに

今回記事として挙げたやり取りについては、動画の中でもほんの一部です。ぜひ、もっとちょこさんのことを知りたい方は動画もご覧になってください。

今回、こういった形で初めてインタビュー動画&記事を出させてもらいました。自分自身不慣れな部分も多かったですが、ちょこさんのおかげでとても貴重で価値のある情報が聞けたかなと思っています。

ちょこさんもこういったインタビューについては今まで少し避けていた節もあったようで、その中で自分の依頼を引き受けてくれたことに感謝しています。ちょこさんありがとう!

また、今後もこういう記事あげていきたいなと思っています。みんなのために義務的に…というつもりはなく、自分が改めて話を聞きたいなと思った相手に声をかけたいなと思ってます。

自分は英語を話せないですが、文字でのやり取りであれば海外プレイヤー相手でも今回みたいなことはできるかと思います。ということで、また同じようなことができれば、と思っています。読んで頂きありがとうございました!

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