COLUMN
皆さんこんにちは。ウメブラスタッフのエルです。
Switch版の大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL(スマブラSP)は、前作のWiiU版と比較するとシステム面に様々な仕様変更がされています。
これによって、ガチ環境での大会ルールは今後どうなっていくのか?という部分を今回は考察していきたいと思います。
考察にあたっては既に出ている情報からの客観的な視点、ガチ勢コミュニティのスタッフとして長く関わってきた経験を元に書いていきます。
Nintendo Liveも開催され、公式の方向性はある程度示されたとも見えますが、ガチ環境との棲み分けはやはり必要ですし、公式もそれは意識しているようです。
ガチ勢の人はどのようなルールが来ても対応できるように、それぞれが色々なルールを各自でシミュレートしておくことが望ましいです。
確定と思われるルール
色々と考察する要素はありますが、変わらないと断言できるルールはあります。まずはその辺りをまとめてみます。
私が個人的に変わらないと思ってるのは以下です。
- ストック制
- 1 on 1
- アイテム無し
- 時間制限有り
- サドンデス無し
この辺りはDXから変わらず受け継がれてきた競技ルールのため、おそらく変化されることはないでしょう。
シリーズによって変わるルール
ゲームバランスやその当時の世間の環境を加味した上で変わるため予想が難しいですが、シリーズによって若干変化があるルールを書いていきます。
ストック数と制限時間
ストック数と制限時間は先日行われたNintedo Liveでは3スト5分、E3では3スト6分でした。
しかしながらこれはアイテム有りだったり、チャージ切り札があるという前提がつくため世間の希望と一致しているか微妙です。
ただ、私個人の予想としては4ストになることは考えづらく、1ストはスマブラのゲーム性の良いところを殺してしまいます。
大会進行の実情、また現在わかっているインターネット対戦のルールも考慮すると、ストックは2ストか3スト、制限時間は5分~7分の間で試行錯誤されることが予想されます。
ステージ
ステージは過去作のほぼ全てのステージが復活しているため予想が難しいです。
過去にガチ対戦のステージとして採用されていたこともある、一部ステージは削除されているようですが、その他は健在です。
確定枠として「終点」「戦場」の2ステージ、シリーズ通して人気の高い「スマ村」「プププランド」まではおそらく採用されるでしょう。
選択枠として候補にあがりそうなのが「村と街」「ライラットクルーズ」「夢の泉」「ヨッシーストーリー」「ポケモンスタジアム」辺りでしょうか。
ゲームの初期では再び「攻城戦」や「フリゲートオルフェオン」のようなステージが入ってくる可能性もありますし、新ステージから採用の可能性も考えると全く読めません。
個人的には色々な曲が聞きたいので、全ステージの終点化と戦場化は是非採用されてほしいところです。
スマブラSPからの新要素
ここからはスマブラSPからの新要素についてまとめていきます。
要素が増えたということは、ルールを考える要素が増えたということで最初の半年~1年は試行錯誤の時期が続くことが予想されます。
チャージ切りふだ
今作から追加されたチャージ切りふだです。
キャラによっての差が激しいため、一見すると採用することでバランスが悪いように見えます。
しかしながら、格ゲーに目を向けるとストリートファイターではスーパーコンボと呼ばれる超必殺技がありますし、鉄拳シリーズではレイジアーツがあり、キャラによる差も勿論あります。
そのためチャージ切りふだも含めた強さをキャラ性能とするか、明らかにゲームを壊す切りふだが無いかが考察の焦点になると予想します。
個人的には3ストチャージ切りふだありの大会も面白いのではないかと考えています。
ステージ変遷
これも今作から追加されたステージ変遷です。
今までのシリーズでも、例えば「村と街」というステージはこの要素に近いような性質をもっていましたが、今回は完全にステージが変化します。
これによって土台の形や、崖の形、さらにはステージの広さまで変わることが予想されるため、組み合わせによってはキャラ相性が試合の最中に動きます。
色々と面白いことができそうな新要素ですが、以下のような問題点が考えられるためこれをどうするかが導入の可否を決めるでしょう。
まずは変遷の際にフレームレートが落ちて操作がラグることによる操作ミスを誘発してしまわないかということです。
他にも2ステを選ぶ際、どちらを先にするかを決めるルールが複雑になるというのが運営的にはネックです。
この辺りの課題をクリアすることができれば、採用は十分ありえるのではないかと考えています。
ほかほか補正
スマブラForで採用されていた、被ダメージが高いほど吹っ飛びに補正がかかるという要素のON/OFFができることが予想されています。
ほかほか補正に関しては、For時代も賛否両論あっため実際にできるとしたかなり議論を呼ぶ内容になりそうです。
採用に関しては、吹っ飛びの計算式がForから結構変わっているように見えるので、それも含めて実際にプレイしてみるまでは確実なことは言えません。
しかしながらFor時代の所謂ガチ勢と言われている層は、このシステムをどちらかというと否定的に捉えている人が多い印象だったため無くなる方向に動くかもしれません。
ギミックOFF
前章で増えたステージとも関連するのですが、新作はステージギミックをオフにすることができます。
これによってステージの形は良いが、ギミックのせいで採用が見送られていたステージが対戦環境に現れることが予想されます。
100を超えるステージから、ギミックのある無しまで考慮すると、一体どれくらいの数のステージが考察されるのか今から楽しみです。
まとめと私の予想するルール
公式が色々な要素を追加してくれたことで、遊ぶ側も考察する要素が今作は増えています。
そんな中で、最後に私個人として以下のような形に落ち着くのではないかという1つの形を書いておきます。
ちなみにこれは個人の現時点での考えであり、ウメブラの公式見解ではないですし、発売されてプレイしたらおそらくすぐ変わると思います。
- 2ストック制 1on1
- アイテム無し
- 制限時間7分
- チャージ切り札無し
- ほかほか補正無し
- ステージ変遷無し
- スターター5ステージ
- 戦場化ステージ
- 終点化ステージ
- すま村
- プププランド
- 村と街
- カウンター5ステージ
- ライラットクルーズ
- 夢の泉
- ヨッシーストーリー
- ヨッシーアイランド
- ポケモンスタジアム2
※2本先取のルールにおいて、1戦目は「スターター」ステージから選択し、2戦目以降は「カウンター」ステージを選択できるようになります。
こういうルールを考察するのも新作ゲームの楽しみですね。
想像するだけならタダなので、皆さんもこれを機会に各々で自分の考えを色んな場で述べてもらえればと思います。