TECHNIQUE

【スマブラSP】コンボ火力を上げる発展テクニック「ダブルアップ(補正切り)」とは?

この記事を書いた人

みなさんこんにちは、あとりえです。

この記事を読んでいただいてる皆さんは、「ダブルアップ」という言葉の意味をご存知でしょうか?

格闘ゲーム界隈では一般的な用語ですが、ことスマブラ界隈ではあまり浸透していないように思えます。

今回はこのダブルアップという言葉の意味と、それによって得られるメリット/デメリット、またダブルアップの成功例となる動画を紹介したいと思います。

そもそもダブルアップとは?

そもそもこの言葉の意味をご存知でない方も多いと思うのでご紹介します。

以下、格ゲープレイヤーwikiの格ゲー用語から引用。

「コンボを故意に途中で切って(止めて)、更にそこから択を迫って総ダメージを上げにいく戦法のこと。

格ゲーにはコンボ補正という概念があり、コンボ数が増えるとそれに応じて与えるダメージが下がるので一旦コンボを途切れさせ補正を切ることによりダメージアップを狙う。

普通なら一定のダメージを奪えるコンボは最後まで行うのが良いが、そう思って油断してる相手に対して途中から投げや中段技を当てにいくのが一般的。

このコンボでは最後まで倒しきれない、という時のダメージアップに特に有効だが、あくまでも奇襲作戦なので、読まれて防がれた場合は当然普通にコンボを完走させた時よりも総ダメージは下がる。」

格ゲープレイヤーwikiが全部説明してくれていますが、これがダブルアップの意味です。

諸説ありますが、元々は「補正切り」という言葉が同様の意味で使用されており、そこから「ダブルアップ」という言葉に派生したと言われています。(現在でも補正切りは使われている。)

上記の説明にもある通り、格ゲーにはコンボ補正という概念があり、連続でコンボしていくほど技のダメージが下がってしまうというシステムがあるため、わざわざ確定コンボを切って次のコンボを狙っているわけです。

そのため、コンボ補正というシステムがないスマブラでは一見ダブルアップなどというテクニックは不必要に見えます。

しかし、スマブラにおいてもこのダブルアップは効果的に使用することが出来ます。

それは、ダブルアップという言葉がコンボ補正というシステム云々というよりは、確定コンボを捨てて一度読み合いを挟むことにより、その確定コンボよりも高い火力を出すというニュアンスが強いからです。

ダブルアップのメリット/デメリット

当然ですが、成功したときの火力が上がることがメリットになります。

また、撃墜に関しても、普通に確定コンボを取ってその後の読み合いで撃墜を狙うより、コンボを切った直後の有利な読み合いで撃墜を狙える場合はダブルアップを狙ったほうが良い場合があります。

余談ですが、成功すれば精神的なアドバンテージを取れるようにも感じます。

コンボをわざわざ切られて、さらに火力を伸ばされると喰らった側は”読み負けた”ことを強く実感させられます。

デメリットとしては、失敗したときの火力が下がることが挙げられます。

「あそこで確定コンボを取っておけば良かった…」などと後々思うくらいならダブルアップを狙わずに確定コンボで堅実に火力を稼ぎましょう。

ダブルアップを狙ってコンボを止めた後、逆に攻撃を喰らってしまうと相手の流れになってしまいがちであることも短所の一つです。

コンボを敢えて止めるというのは、それだけリスクの伴う上級者のテクニックだということです。

ここからはダブルアップの成功例をご紹介します。

 成功例 TSM|Tweek vs. FOX MVG|MkLeo

僕はこの試合を生配信で見てましたが、このプレイには脱帽しました。このシーンについて詳しく解説させてください。

本来の確定コンボ:空N→空上→空上→上強→空上《総ダメージ量55%程度》

ダブルアップ:空N→空上→空上→上強→空N→(ここで読み合い)→上強→下B《総ダメージ量86.3%》

上強の後に確定で繋がる空上を捨てて、わざと空Nから読み合いを仕掛けています(空N自体は確定)。

空Nを当てられた側のMkLeo選手が選べる行動は、空中回避・暴れ・ジャンプくらい。この3つの選択肢の中からMkLeo選手は空Nでの暴れを選択しました。

それもそのはず、アイクの空Nはガードされても反撃を取られることが少なく、さらにヒットした場合は空上などに繋げて逆にワリオを撃墜することが出来るからです。

しかし、Tweek選手はその心理を逆手に取り空Nをジャストシールド、さらに上強で反撃した後下Bに繋げています。

もっと言うと、このシーン下Bのおならが溜まっていれば撃墜まで至っていました。

ここまで相手の心理を読み切った高いレベルのダブルアップはなかなか難しいですが、ダブルアップはコンボを切ったあと相手がどんな行動をしてくるかを読むことが大切です。

普通に確定コンボを繋げても十分火力が高いシーンですが、Tweek選手はダブルアップを選択し、結果的に成功して火力を伸ばしています。

典型的な成功例と言えるでしょう。

まとめ

ご紹介した通り、ダブルアップはハイリスクハイリターンな上級者向けのテクニックとなっています。

Tweek選手のプレイを見て分かるように、ダブルアップは魅せプレイとしての芸術点も高く、プレイヤーの実力の高さが見て伺えます。

皆さんも機会があれば是非ダブルアップを組み込んで、本来のコンボより高い火力を狙ってみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただいた方ありがとうございました!

この記事をシェアする
twitter
line
hatena

この記事を書いた人

ウィークリーランキング