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皆さんこんにちは。ウメブラスタッフのエルです。
今回は最近色々な場面で見ることになってきたSmash.ggについて、実際に使用している大会スタッフに話を聞いて情報を集めてきました。
日本の大会でもスマブラに限らず、Smash.ggを利用している格ゲー大会が数多くあり、多くの人が色々な立場で使用したことがあるのではないでしょうか。
今回から参加申請も含めて、ウメブラではSmash.ggで統一するという1つの節目でもありますので、この機会にSmash.ggについて紹介します。
まずはアカウントを作成
まず最初にやってほしいこととして、Smash.ggの自分のアカウントを作りましょう。
Smash.ggは長らく英語のみで書かれていたため使いづらかった人もいるかもしれませんが、現在は日本語に翻訳された状態で使うことも可能となっています。
アカウント登録から日本語化までの一連の流れは、今回のウメブラでのSmash.ggでの登録開始に合わせてぬくぬくさんが説明ページを作ってくれています。
是非こちらを参考にして、ウメブラに今回参加しない方も、まずは自分のアカウント作成と日本語化だけでもやっておくと将来的に役に立つこと間違いなしです。
Smash.ggを使用するメリット
さてそれでは、具体的にSmash.ggを使うことでどんなメリットがあるのでしょうか。
まず最初は大会を開く人や参加者含めて全般的に役に立ちそうなことをまとめていきます。
- アカウントに登録情報を保存できるため慣れると申請が楽
- トーナメント位置や開始時間や集合場所がわかる
- 多言語対応のため日本語がわからない人にも説明が楽
①慣れると申請が楽
まず1つめですが、参加申請をする際に入力する個人情報が、自分のアカウントがあればすでに紐付けられているため入力する必要がありません。
②トーナメント位置や開始時間や集合場所がわかる
最も大きなメリットの1つですが、各アカウント毎に大会の情報が紐付けられて情報として見ることが出来ます。
こちらは私がEVOで登録している実際にページですが、トーナメントの開始日時や自分の位置がわかるようになっています。
またスケジュールのところがリンクになっており、そこから自分の実際のトーナメント表に飛ぶことも可能です。
これが各参加者毎に設定できるため、運営からのアナウンスが無くても、ある程度参加者が自分で行動することが可能になります。
EVOクラスの大会になると1人1人にスタッフがアナウンスをすることが現実問題不可能なので、こういう機能が必須となってきます。
同じ大会でダブルスがある場合、登録管理の場所からコンビを互いに登録すること等も可能であり、結成や解消が参加者間でスムーズに行えます。
運営との行き違いによるミス防止や、名前等のミスも減らせる良い機能だと思っています。
③多言語対応
最後に地味に大きなメリットとして多言語化されているということがあげられます。
今やスマブラを始めとした色々なゲームタイトルは国籍や言語を問わず流行っているため、日本語が出来ない人が登録したり、大会に来場することも珍しくありません。
そういう場合にSmash.ggを利用していれば、英語しか出来ない人が簡単に参加申請を出来ますし、大会会場で尋ねられたときもある程度このページ内で説明することが可能です。
Smash.ggの便利な機能
次に、Smash.ggに搭載されている便利な機能をご紹介します。
トーナメントの結果が簡単に追える
自分が参加した大会では、自分の大会結果は誰しもが気になることでしょう。
Smash.ggでは自分のページで最終的な順位、トーナメント上で勝った相手と負けた相手が簡単に確認できます。
またそこから辿ることで、自分が倒した相手がどこまで行ったか、自分を負かした相手がどこまで行ったかを追うことも容易です。
上の写真のように全体結果を見ることで、誰が誰に勝ってるか負けているかも確認することなども可能となっています。
別の視点で考えると、結果を追うことが容易であるということはシードを作る運営側にもアピールできるということです。
色々な大会のシードを見ていると、直近の大きい大会結果やPGRのような特殊なランキングを除くと基本的にSmash.gg上の大会結果が反映されているように感じます。
過去にそれなりにレベルの高い大会で結果を残していた選手が、結果をSmash.gg上で管理されていなかったため、EVO等でシードから見逃されていた例を見たことがあります。
大会の情報が集約されている
Smash.gg上の大会のページを見ればすべてが分かるというのは地味に大きいメリットだと考えています。
具体的には以下のようなことがSmash.gg上を見ることでわかるようになっています。
- 大会ルールや募集要項や開催概要
- 対戦の配信先と配信予定(You Tubeは現状は不可)
- 同じ大会で開催されている他の種目の動向
Smash.gg上で作成した退会ページには色々な役割をもたせることができるため、必要な情報を1つのサイトで集めることができます。
以下に実際にウメブラJMで使った際のSmash.ggのリンクを置いておきますが、トップページで大会概要からルールをはじめ、開催場所等が確認できます。
横の「Event Schedule」を押すことですぐに実際のトーナメントに飛ぶことも出来ますし、情報が集約されていると言えるでしょう。
配信チャンネルも知らせてくれる
視聴者目線では配信情報は常に気になると思います。
Smash.ggではトーナメント表に現在配信されているチャンネルと、将来的に配信される予定のチャンネルを設定して視聴者に知らせる機能があります。
効率よく大会を見たい人にとっては、嬉しい機能です。今後YouTubeも選べるようになっていくとより嬉しいです。
プレイヤーの動向が追える
Smash.gg内であれば、プレイヤーの情報を追うことができます。
例えばファンの選手がいた場合、過去の結果はどうだったか、未来の予定はどうなっているかがすぐに確認できるようになっています。
また、大会中に気になった選手がいた場合も、過去の結果だったり、登録してあればその選手のTwitterやTwitchのアカウントを調べることが容易です。
特定のプレイヤーを追うファン層から、大会で対戦した相手と交流を沢山したいというライト層、相手の情報を詳しく調べたいガチ層まで幅広いニーズに答えています。
トーナメント作成のバリエーションが豊富
Smash.ggではトーナメント作成のバリエーションが豊富な上、トーナメント表に様々な情報が記載することが可能です。
具体的に可能なこととしては以下のようなことがあります。
- トーナメントを細かく分けることができる
- Pool別に分けてつなげることができる
- シードがわかりやすい作りになっている
- 細かい対戦結果や使用したキャラクターを設定できる
- 配信先を設定することができる
まず最初に一番私が個人的に良いと思っているのが、トーナメントを細かく分けることができるということです。
予選と本戦のような分け方もできれば、TOP8やTOP16を別のページにしてわかりやすくまとめることが出来ます。
合わせて細かくPoolを分けることができるため、一旦小さなPoolに分けてトーナメントを進行した上で後で大きなトーナメントに集約するという作り方が可能です。
勿論予選はトーナメント形式だけでなく総当たり形式も選べるため、総当たりの予選からトーナメントの本戦につなげることも可能です。
また、トーナメント表を見るという意味でも様々な機能が備わっています。
一番利用するであろう内容として、シードプレイヤーがわかりやすく見れるように設定されており、順当にいけばどの辺りで誰と誰が対戦するか確認することが出来ます。
具体的に今年のEVOの勝者側TOP16段階での予測ページを上の写真のように見ることが出来ます。
さらに運営側が入力すれば、対戦のラウンド数や使用キャラクターを記録することも出来ます。先程上で紹介した配信先もこのページ内で確認が可能です。
未来を見据えて
ここから先は今後こういうことも利用出来るため参考程度に知っておいてほしいことを紹介していきます。
Smash.gg上で事前決済が出来る
海外大会では当たり前になっていますが、Smash.gg上で事前決済が将来的に出来るようになればいいと考えています。
決済にはクレジットカードかPayPalが必須になってきますが、これが導入されることで運営と参加者双方にメリットが生まれると考えています。
具体的には、運営は参加費を事前に集めることが可能ですし、参加者は受付の時間が短縮されて大会の全体時間が増えて長く遊ぶことが可能になります。
Smash.gg上で行われているイベントに参加出来る
Smash.gg上で行われているイベントに参加するためには基本的に自分のアカウントが必要です。
Smash.gg上で行われているイベントとして最も視聴者層にも影響がありそうなものとしては、ゲームのSummitの投票があげられます。
日本ではSmash.ggが海外に比べて普及していないため、スマブラプレイヤーで投票で選ばれたことのある日本人プレイヤーは過去にaMSaさんしかいません。
今後Summitがあった場合は、是非日本人の力を結集して海外に有力プレイヤーを送り出してあげましょう。
現在進行系で発展している
Smash.ggは現在も色々な機能が細かくアップデートされ続けています。
開発陣は利用者の意見を色々な場所で探っているため、わかりやすく改善されて発展したり、追加してほしい機能が実装されたりすることは普通にありえます。
わかりやすい例として、日本語化の機能は昔はありませんでしたが今は最初に紹介したように実装されています。
まとめ
Smash.ggについて色々なことを説明してみましたがいかがだったでしょうか。
スマブラだけでなく格ゲーコミュニティの大きなプラットフォームとなっているSmash.ggですが、色々な機能があり非常に便利です。
初めて触る際は色々と慣れない点もあるかもしれませんが、是非この機会にSmash.ggを活用してみてください。