COLUMN
こんにちは、あばだんごです。
この投稿では、スマブラの相手を倒す行動に当たる「撃墜」のスラングである「バースト」を使わない理由を話します。
全てのスマブラプレイヤーにバーストって言うな、というわけではありません。
表に出る機会が多い、今後出る気があるプレイヤーは気をつけたほうが良いかもしれない、という注意喚起も含めて書いています。
撃墜をバーストと呼ばない3つの理由
なんで呼びやすいバーストを切り捨ててまで撃墜という言葉に拘るのか、その理由を解説します。
何度もいいますが、さりげない会話でいちいち是正するほどみんな使うなというわけではないです。
TPOをわきまえましょうという話です。
そもそも公式用語じゃない
「スマブラ バースト」で検索してみてください。一切スマブラ公式ページは出てきません。
そもそもなんですが、バーストって公式用語じゃないんですよ。
スマブラにおいて相手を倒す行為は撃墜、自分がやられる行為はミスという用語が用意されています。
ではいつ、誰がバーストって言うようになったの?という謎は未だわかりません。
撃墜する瞬間が破裂しているように見えるからバーストって呼ぶ説はところどころあります。
子供向けゲーム、において不適切
もともとスマブラはフィギュアになったキャラクターたちが戦う設定です。
その生死がない世界で死をイメージさせるような過激な表現の破裂するという意味のバーストは不適切な可能性があります。
同様に殺す、死ぬなどの表現も実況解説のときには使わないようにしています。
しかし命を連想する致命エフェクトはいったい…。
ちなみに海外の実況に耳を傾けると、KOやknockout、missが外向けの用語っぽいです。
普通にそこらへんの実況でもkillやdieも使ってますけどね!
他の格ゲー用語と混同する
ギルティギアというアークシステムワークスの有名なゲームにもバーストというシステムがあります。
やられるときに使うスマブラのバーストと違い、相手のコンボ中に抜け出すために使うバーストやぶっ放してリターンを取るバーストなどがあります。
近年のスマブラの配信はスマブラをやっていない人も多くいるので、そこで混同しないようにバーストという用語は使わないほうが良いです。
バーストと呼びたいときもある
もちろん呼ばない理由はこれだけあったんですが、僕もバーストと聞いてきて育ったので呼びたいときもあります。
特に意識的にここで使えたら楽だろうなあと思うバーストという呼び名の良いところを紹介します。
スラングを作りやすい
バーストという利点にスマブラならではのスラングを作りやすいというのが挙げられます。
スマブラWiiU/3DSをやっている人は、バ安 (バーストしやすい) やバ難 (バーストし難い)、投げバ (投げバースト) 誰しも聞いたことあるでしょう。
撃墜をわざわざ使って撃安とかゲ安なんて流行らないんですよ。
こういうスラングの作りやすさはバーストがピカイチです。
実況のしやすさ
もう1つあるのが実況のしやすさです。
相手を倒したときに撃墜ィー!と叫ぶのとバーストォー!と叫ぶのではどちらがやりやすいですか?
大半の人間は後者のバーストを選ぶと思います。
またバーストはスラングや略語も豊富なので、実況中のテンポも良くしやすいんです。
いちいち投げ撃墜というよりは投げバのほうが言いやすいですし、撃墜できなくて困っているというよりはバ難のほうが楽なんです。
おわりに
正直実況のしやすさやテンポの良さ、略したときの語呂の良さからバーストという単語は非常に優れています。
ただ大型大会の実況やプロを目指す人間が、公式用語として別の撃墜、ミスが用意されている以上は、バーストは使うべきではないと思っています。
個人的にはデファクトスタンダードとして、バーストでも良いと思ってるので、何かしらの言及が欲しいところですね…!