学校には行ったほうがいい?大学院卒ゲーマーが語る、プロゲーマー学歴論

こんにちは、あばだんごです。

実は理系大学大学院の情報系の修士課程を2018年春に終えました。一般的な修士修了した僕の同期は、インターン先やバイト先、その他就職活動を通して就活を去年のうちに終わらせています。

一方僕は就職活動をすることなく(プロゲーマー就活はしていたんですけど)、ゲーマーないしプロゲーマーとして食っていける道を探そうとしています。

この投稿では、学歴は結局必要なのか、なんで学校には行っていたのか、などを大学院卒の僕の視点から話していこうと思います。

プロゲーマーを目指すのに学歴は必要なの?

先に言っておくと、なくても困りません。ただあったほうが便利、ということは言えると思います。

プロゲーマーには、そのゲーム、コミュニティに対しての熱量が大きく、精力的に活動しているプレイヤーがなれる、なるべきだと思っています。

この要素に学歴が介在する余地はありません。学歴 (=学校の勉強ができる)はゲームにはほぼ関係ありません。というかどの界隈でも言えるんでしょうか?

ただ人間は見ず知らずのうちにレッテルを貼ったり貼られたりしてしまうので、学歴はあったほうが便利です。

特に学歴でフィルターをかけるような頭のお固い人を相手にするときは重宝します。まあ中卒と大卒をぱっと見でどっちが信用に足るかは大卒なんでそこは否定しようがないです。

ただ便利っていうだけで本質には全く影響してこないと思いますけどね。僕の親も大学、大学院をちゃんと卒業するなら、という条件で僕の活動を許容はしてくれていました。

それで僕が持っている大学院卒という肩書きがこれから役に立つかというと、役に立ちそうにはありませんwせいぜいゲーマーに偏見を持っている人たちの偏見を少しだけ和らげることができるぐらいだと思います。そもそもそういう人たちは学歴崇拝主義みたいなところあるので、正直あまり相手にしなくてもいいとは思いますけどね。

この手のゲーマーに対する学歴の偏見は、東大卒のときどさんが既にほぼ取り払っていると思うので、僕が大学院卒だからって世界は変わらないはずです。

学歴必要ないのになぜ学校に行ってたの?

僕はプロゲーマー活動に学歴が必要ないと思っているのになんで学校に行っていたんでしょうか?

僕は大学に入る前、やりたいことがなかったんですよね。やりたいことのイメージが漠然とすら浮かばないぐらい。それでなんとなくアニメやゲーム、PCいじりが好きだったのでそこらへんの国公立の情報工学科に入りました。

やりたいことがなかったから。極論ですけど、やりたいことがあるなら専門学校行くなり、その職に入っちゃえばいいと思います。

美容師になりたいと思ってるなら美容師の専門学校行けばいいし、プログラマーになりたいのであればまずは作品作ってみるとかです。たまたま僕はやりたいことがなかった結果、流されて大学進学を取っただけなので。

逆に大学院に入る前はやりたいことがありました。そう、スマブラです。

周りの海外選手、日本選手がゲーミングチームに所属しはじめ、僕もプロゲーマーになりたいと思いました。そのためには大学4年の時点で就活して就職するわけにはいかなかったんですよね。社畜になってプロを諦めたくないという一心でエスカレーター式に大学院入学を決めました。

大学入学との違いは明確にやりたいことがあったことです。

学校に行きながらでもスマブラに打ち込みたかったわけです。結果その年にLuminosity Gamingに所属でき、1年間近く活動することができました。現在は修士終了したので、ゲーマーとしての活動に打ち込んでいます。

プロゲーマーになりたいならプロゲーマー専門学校に入るのはどう?

各所で物議を醸しているプロゲーマー専門学校ですが、対戦で最前線を張るようなプロゲーマーを目指すのであればこの選択はおすすめしません。まずこの学校に行けばプロゲーマーとして世界の前線で戦えるようになるとは限らないですしね。

さらに自分がやりたくもないゲームでうまくならなきゃいけないのでは?という懸念もあります。学校では教えてくれないかもしれないですけど、競技者のプロゲーマーとして食っていけるゲームは限られています

僕の場合はたまたまスマブラっていう優れた環境があっただけです。プロゲーマーになりたいから自分が好きじゃないゲームに取り組む、という熱量では到底やっていけないと感じます。

名前がプロゲーマー専門学校だから誤解を招きやすいんですけど、競技者として以外の運営とかエンタメとかはここでしか学べないことも多いんじゃないかなあと外から見てて思います。この学校だからこそできることはあると思うので。

プロゲーマー専門学校に入ってから後悔しないためにも、まずは実際にゲームのコミュニティに入ってみることから始めていったほうがいいと思います。

そのコミュニティ内で自分がどれだけ力があるのか、そのコミュニティに対してどんなことができるのか、自分で考えてみるといいと思います。

他の方法でもコミュニティに貢献できるし、目的によっては必ずしもプロゲーマーになる必要はありません。

学生ゲーマーのデメリット

学業との両立

日々の学業とゲームの割合は本人に一任するとして、割とどうしようもないのが必修科目のテストなど、自分の都合で日程を変えられないものです。

なんでこれが致命的かというと、やはりゲーム大会の主戦場は海外であり、スポンサーやゲーミングチームにアピールする大きな機会は海外大会だからです。

海外大会に行くには5日から7日間ほど休みを取らなければなりません。そこに必修のテストが重なると…。

お金の捻出が大変

社会人に比べて明らかに使えるお金が少ないです。ギフト勢でなければアルバイトやその他の方法でお金を作っていかないと、生活費、交際費だけでなく、ゲームに打ち込む用のお金のやりくりが大変です。

僕は学生時代の薄給のバイトで時間を浪費するのであれば、奨学金を借りたほうがいいとも思っています。学生の若い時間と年取ったときの価値は絶対に違うので。

またバイトをするぐらいなら配信やブログ発信などで、自分のブランドを高めたり、不労所得的な資産を徐々に築いたほうがいいのでは、と今は思います。

学生ゲーマーのメリット

人生のバックアップに

プロゲーマーとして生きるのに学歴は関係ないと言いましたが、世間では未だ学歴を重視されます。特に高卒、大卒間の生涯年収の差とか大きいですよね。

普通に就職をして普通に働いていたらおそらくこの学歴から生じる差はあるでしょう。もしゲームに対する情熱がなくなってしまったときに、別の道を探しやすいという点では学業を修めたほうが便利ですね。

学業をしているという後ろ盾がある

学生という身分でいると、ゲーマーだけど学業にも励んでいる、という後ろ盾ができます。これが結構便利で、大人を納得させるのにはうってつけです。

僕の母親は稼ぐ力がないと不安だからという理由で心配してくれましたが、大学院を中退せずに修了する、ということを後ろ盾に僕のゲーマー活動を説得しました。

またゲーマーであることにコンプレックスを抱えている人も少なからずいると思います。

本当にこのままゲームをしてていいのだろうかとか考えてしまう人は、とりあえず学校に行き学業にも励むことがよりゲームに集中できる後押しにもなるんじゃないかなと思います。

時間がある

学部、学科にもよりますが、社会人ゲーマーよりも圧倒的に時間があります。時間をかければ勝てるというわけではないですが、時間があればあるほどやりこめて有利になります。
社会人になってお金はあるけど時間がなくてゲームをする時間がないという状況よりは、強くなれる可能性が高いです。

さいごに

僕自身の適当な意見として述べておきます。学歴自体はプロゲーマー就活やプロゲーマーとしての活動にはほとんど関係ないと思っています。
ただ学生をやりながらプロゲーマーを目指すのは、いろいろなメリットから考えて結構おすすめできます。学生っていう立場だと思いっきり挑戦できますからね。学生という肩書きが恋しいあばだんごでした。

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