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ゲーム業界への就職者も!大会スタッフになるメリットとその仕事内容について

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こんにちは。ウメブラスタッフのエルです。

今回改めて書こうと思った内容は、“コミュニティ”主導の大会についてです。スマブラ界隈でわかりやすく言うと、ウメブラやスマバト等がこの定義に当てはまります。

この内容は2018年5月に一度書いていますが、それから約1年が経過し、変化した部分もあるため加筆してまとめ直したいと思います。

内容のメインとしては、大会スタッフに興味がある人向けに、大会スタッフってどんな仕事がありどんなメリット等があるのかを書いていきます。

他の格ゲー業界まで広く知っているわけではないですが、スマブラ界隈だけ見ると界隈の規模に対してスタッフが不足している面が見られます。

なるべく内容を分けて簡単に書きますので、興味のある分野だけでも読んで見て、もし興味があったら身近な大会にスタッフとして参加してみてはいかがでしょうか。

大会スタッフになるメリット

スタッフを外野から見ていると、正直辛そうな部分が先に見えると思います。そのため、まずはスタッフをやる上でのメリットを書いてみようと思います。

大会の内容や界隈に詳しくなる

スタッフやってると、当然ですが所属している大会の情報は一般参加者より先に耳に入ります。

さらに、仲の良い界隈のスタッフ同士で情報交換も行われるため、他の大会や他ゲー界隈のことも自然と詳しくなれます。

スマブラSPを例にあげると、DX等の同じスマブラタイトルは勿論のこと、ポッ拳やARMS等の任天堂作品との繋がりは深いです。

また、複合タイトルで開催されるタイトルにスマブラが選ばれることも多いため、KSBやEVOJAPANのような場面で他の界隈の人と繋がりもできます。

知り合いが作れる

当たり前といえば当たり前ですが、同じ大会のスタッフ同士で会話する機会は沢山あります。

そのためあまり知り合いがいない状態でスタッフを始めても、同じスタッフ業を通じて知り合いになります。

また大会スタッフという性質上、スタッフだけではなく選手とコミュニケーションを取る場面も多いため交流する機会も生まれます。

私自身の経験としても、オフ会等で会う機会が無く、中々交流する機会がなかった選手と大会を通じて交流したことは多々あります。

勿論大会や界隈を盛り上げる気持ちがあるのは大前提ですが、スター選手もいる昨今有名な選手と交流するという動機でスタッフを始めても悪くないのではないでしょうか。

経験や実績が積める

みんなで協力し考えて何かを作る経験、学校などでは経験したことあるかもしれませんが、実生活で経験する機会はそうそう訪れないと思います。

スタッフを行ったことをネタに、企業のエントリーシートに活用したり業界人になった人もいます。

知っている人も多いかもしれませんが、過去にスマブラの主催やスタッフをやっていた人で業界人として現在第一線で活躍している人を少し紹介します。

  • アユハさん(Twitch) ウメブラスタッフ&SHI-G元代表
  • RAINさん(よしもとゲーミング) ウメブラ前身の大会主催
  • IKKIさん(CYCLOPS) スマバト前身の大会主催
  • 9Bさん(スマブラ公式の顔の1人) スマバト元主催

※2019年5月現在

勿論主催経験者が多く、本人の並々ならぬ熱意と力量があったからこその現状であることは間違いないでしょう。

最後にもう少し身近な所で1人紹介したいと思います。

現在関東在住の上位プレイヤーである「すいのこ(@Suinoko0614)」さんですが、九州の「修羅ブラ」や関西の「スマバト」のスタッフ経験を経て、現在ウェルプレイドで働いています。

全ての人がこのような進路へとすすむわけではありませんが、このような道もあると思ってポジティブな目線で知ってもらえれば幸いです。

ぶっちゃけた話しっかりとしたやる気があれば、そんなに構えずに就活のネタ作りでスタッフ始めてもらっても全然大丈夫です。

どういう人がスタッフになれるの?

スタッフって何をするのとか、スタッフする上で何が必要なのってことは結構な回数聞かれたことがあります。

結論を言ってしまえば、特別な技能より何よりも必要なのは熱意です。

具体的に熱意の方向性としてどのような内容があるか自分なりに例をあげてみます。

  • 〇〇な方向に大会を変えていきたい
  • 自分が〇〇を大会でやってみたい
  • 〇〇だったら自分でも出来そうだから挑戦したい

上記はあくまで例であり、それぞれの人がそれぞれの動機があってやるわけであり正解というものは特に無いです。

繰り返しになりますが、極論言ってしまえば大会で何かをするという熱意だけで大丈夫です。

現在界隈の状況としてプレイヤーに対する運営サイドの人数は慢性的に不足しています。

大会スタッフ業に対して熱意のある人は、基本的に大会の運営サイドから歓迎されますので挑戦してみましょう。

スタッフってどんな仕事をしているの?

熱意があればスタッフとして十分とは言っても、具体的に何をやるのかわからなければイメージし辛いと思います。

以下に、1つの大会を開催した場合での役割(場面)を、大まかに4つに分けて説明します。

4つの役割(場面)とは「企画」「立案(準備)」「運営」「後処理」の4つです。

以下それぞれに関連することを簡単に説明しますので、興味のある分野がどれかある場合は、それを読んでスタッフ業務始めてみてはいかがでしょう。

企画

読んで字の如く企画です。もっと具体的に説明すると、界隈のニーズを調査したり他のイベントとの被りを調査、逆にコラボや相乗効果を狙ったものを提案したりします。

初めて大会スタッフとして関わる人には少しハードルが高いかもしれませんが、個人的に一番楽しいと思いますので興味がある方は是非おすすめします。

複数の界隈を繋いだり、コミュニティとコミュニティを繋いだりするのも広義の意味では企画の仕事です。

力仕事や体力仕事は苦手だけど、顔は広くて色んな提案はできるよって人には向いていると思います。

立案(準備)

大会の良し悪しを決める重要な仕事です。具体的には、会場を決める、宣伝をする、告知・募集をする、機材を調達する等がまず出てきます。

会場をおさえること、色んな層に宣伝をすることは、色んなコミュニティが苦労していると思います。

宣伝力(例えばインターネット上で)のある人は即戦力間違いなしでしょう。告知や募集のホームページや動画・絵等を作れる人も勿論即戦力です。

その他にも、色んな会場に足を運んだり電話をかけたりして目的の会場を見つけたり、困ってる参加者の質問等に答えてあげたりするのも立派な仕事です。

営業タイプの人が入って活躍すれば、大会の雰囲気が一気に変わるかもしれません。

運営


[写真提供 : ウメブラ, だいのすけ氏]

当日の大会を運営することです。おそらく最もイメージしやすく、最も人がかかってる部分です。

当日の運営は機材の搬入や会場の設営からスタートし、大会開催中の運営、撤収作業となります。開催中の運営は以下に2つにわけて詳しく書きます。

まず一番に搬入と撤収には労力がかかります。車が出せる人、体力のある人、間違いなく歓迎されます。

その他にも、会場の配置図作るの上手い人、人をまとめるのが上手い人、機材の組み立て(不慮のトラブル対応含む)が得意な人も歓迎されるでしょう。

搬入や撤収だけの言われたことしかできないけど、協力するよって人でも大丈夫です。それだけでも十分歓迎されます。

大会進行


[写真提供 : ウメブラ, エスクリダオ氏]

イベント本体運営の仕事は多岐にわたりますが、具体的にわかりやすいところを紹介すると、大会の仕切り、トラブルシューティング(ルールや機材トラブル等)が主な仕事内容となります。

みんなをまとめたり、盛り上げたりが上手い人、参加者とコミュニケーション取って問題を解決できる人はイベントスタッフ向いてます。

配信


[写真提供 : ウメブラ, ねの氏]

配信の仕事としてわかりやすいところ紹介すると、配信本体の管理、カメラ・音楽・その他演出、実況解説等があります。

大会に来ていない人が何を見て大会の良し悪しを判断するかと聞かれれれば、おそらく殆どの人が配信です。

配信に関わる機材の扱いは勿論のこと、カメラの扱い、動画の編集など色んなことが役に立ちます。

自分が前に出るのは苦手だけど、他人を演出する特技をなにか持ってるよって人は是非配信席に来て下さい。

勿論実況解説席で、喋って行きたい人も一度配信席に行ってみてはどうでしょうか。

後処理

大会はイベントが終了すれば終わりというわけではなく、その後にも仕事が残っています。具体的には会計処理や反省(参加者からのフィードバック含む)やレビューなどです。

大会運営には当たり前ですが、費用が発生します。

かかった費用をしっかりと記録し、次回大会への機材調達や会場取りに使うためにもしっかりとした資産管理が重要です。

またお金の動きを記録しておかないと、思わぬトラブルへと発展することもあります。反省やレビューとは、その大会の振り返りを行ったり、次回以降への布石づくりをすることです。

具体例としてはアンケートを取って参加者や視聴者の意見をで集めたり、大会の総括や問題点をまとめてスタッフ間で共有したり外部に紹介したりすることです。

企画をしたり、前に出て運営するのはちょっと敬遠するが、裏方で物事を整理するのは得意って人がいれば大会はより良い方向に進んでいくでしょう。

現在のウメブラの人員状況とお願い

最後にウメブラの状況を書いておきたいと思います。

2019年5月現在、ウメブラでは特に当日運営の人材が不足しております。この部分で書いた人員は、大会の開催規模や当日の演出や配信のクオリティに直に関わってきます。

スマブラSPが発売して、新規で入ってくれたスタッフも多数いますし、参加者から有志の手伝いをしてくれる人も沢山いてくださり非常に感謝しています。

しかしながら、予想を大幅に上回る需要がある現在のウメブラとしては、もう少し人員を確保したいという狙いもあります。

もしこの記事をみて、少しでも興味が出た人がいれば、私(@eltheremillia)にでも他のウメブラスタッフにでも声をかけてください。勿論他の仕事に興味あるよって人も絶賛募集中です。

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