COLUMN
こんにちは、Shogunです!
ふと前作のスマブラX時代の動画を見ていて、「こういう試合展開って今のスマブラ4であんまりないな」「こういう差し合いを今の新規プレイヤーにはぜひ見てもらいたいな」と思うことがありました。
スマブラ4から参戦したプレイヤーがほとんどな今、スマブラX時代の歴史ってこういう場所で伝えていかないとどんどん廃れていくと思うし、今のプレイヤーが見てもきっと面白いのではないかと思う動画&簡単な見所の解説という形で今回は書かせてもらいます。よろしくお願いします!
①Otori VS ZeRo
この記事を書こうと思ったきっかけになった動画です。
Otoriは当時の日本トッププレイヤー、ZeRoは多くの人がご存知かと思いますがスマブラX後期からのトッププレイヤーで、スマブラ4においては5期連続で世界一位を獲得したプレイヤーです。
前作のスマブラXにおいて、メタナイトは誰も疑うことのない最強キャラでした。様々な点で議論は残るものの、今でいうベヨネッタと同じような立ち位置ですね。その上、当時の世界大会でも上位はほとんどをメタナイトをメインかサブに据えるという状況でした。人口で言うと、今のベヨネッタよりも圧倒的に多いです。
その中でメタナイト同キャラ戦というのはメタナイト使いにとって絶対に避けられない対戦であり、最も世界的に見て開拓が進んだカードだと思います。そして、上の動画はスマブラX終盤の、世界で最もメタナイト同キャラ戦を突き詰めた2人による対戦と言っても過言ではありません。
見所としては、歩きを用いた細かい間合い管理と、空中前/横強/下強を用いた差し合い、上Bや空中攻撃を用いた復帰阻止、着地狩りで空中回避にも暴れにも常に対応するような空中攻撃技の振り方、崖掴まりを繰り返しながら1回1回の崖を慎重に上がり、狩る駆け引き等です。
また、被ダメ補正が存在するスマブラ4とは異なり、ダメージの与え合いという色が強い試合だと思います。そのため、相手に細かく細かく技を与え合うギリギリの駆け引きと、撃墜される技をお互いほとんど喰らわない拒否能力の高さが光る試合になっています。
試合時間が長いことは悪く言われることが多いですが、こういった1試合の中でのストーリーが見えるというのは大きなメリットではないでしょうか。
とても1記事の1見出しレベルでは語りつくせませんが、スマブラの基礎というか、スマブラにおけるダメージレースの基礎が凝縮されているように思います。
②Ally VS MVD
お気に入りの試合です。とても面白いです。
スマブラSPでのスネーク参戦が発表されて以来、どこかでXスネークの魅力を伝える記事は書きたいと思っているんですが…この動画はスマブラXのスネークの面白さがかなり伝わりやすい動画なのではないかと思います。
MVDは今でこそディディーを使っていますが、X時代は生粋のスネーク使いでした。そして、最大の特徴は手榴弾(NB)、ミサイル(横B)、C4(下B)、地雷(下スマッシュ)等の飛び道具/設置技を最も上手く使えることにあります。
常にC4や地雷といった設置系の技をどこかに仕込みながら手榴弾を出し、攻め込んできた相手を横強や上強で狩るといった戦法がこの試合でもとても上手です。
カチャという音で黒い小さな物体を残すのがC4で、穴を掘って地雷を埋めるのが下スマです。動画を見る際は、これらがいつどこに埋め込まれたのかに注目すると、MVDの試合はより面白く見れると思います。
新作では残念ながら下スマッシュが地上技に変わってしまいましたが…(本当に残念です)。たまにスマブラX時代のスネーク動画を見ると新作のモチベーションが上がります。
③9B vs ADHD
この動画、今の若いプレイヤーはどの程度知っているのでしょうか…?個人的にはスマブラX名勝負を挙げるなら5指には間違いなく入るかなと思っています。
9Bさんはご存知の方も多いと思いますが、日本のトッププレイヤーです。使用キャラはアイスクライマー。本体と相方の2キャラを動かし、相方が近くにいる状態で一回掴んだらどの%でも撃墜に持っていけるという壊れキャラです。ただし、相方が撃墜した場合は、本体がストックを削られない限り復活はしません。
そのため、相手からするとまず本体と相方を切り離し、相方のみを撃墜することを考えます。
相手のADHDは、今で言うとPGR(世界ランキング)に常にTOP10入りするレベルのプレイヤーです。バナナを2個出すことができるディディーをメインキャラに据えています。
そんな二人による対戦、1-1で迎えた3戦目、試合開始早々に相方を撃墜されてしまった9Bさんですが…続きは動画をご覧ください。
個人的には、今のイメージで言うと1試合フルで単体ロゼッタのみで戦ってZeRoを倒す、くらい凄いことな気がします。語り継がれてほしい名試合。
番外編~あのトッププレイヤーの若かりし頃
世界大会の敗者側準決勝。Nairo vs Otoriの試合で迎えた5戦目。1ストックを先行された後、試合展開をうまく作れずNairoがキレてるシーンです。
今のNairoって、本当にプロの鑑といった感じで、負けてもしっかり握手をするし、大人なイメージがありますが、こんな時代もありました。
自分は、これだけ激情するプレイヤーが今みたいな立派な振舞いをするまで成長するというのは素晴らしいことだと思っています…。
ちなみにOtoriの応援で叫んでいるのは僕の憶測によるとすいのこさんです。
RAINさん、握手拒否されてます。
ステージが変わり、謎の砂場から外に出され水に溺れている間にメタナイトの下スマを喰らって撃墜。今思うととんでもないところでスマブラしてますね…。
Dabuz(世界トッププレイヤー。今作はロゼッタ&チコを使用して常に世界TOP5周辺を維持しています)も今はこういった態度は一切見せないので、スマブラを通して人に見られるという意識もあり、人間的に成長しているということでしょうか。自分も見習わないといけないと思っています。
おわりに
いかがだったでしょうか。たまには昔の動画を振り返るというのも良いですね。
スマブラX時代の動画っていうのは、冒頭でも述べた通り、スマブラ4にない魅力もあると思っています。懐古厨と言われるとそれまでですが、その中には今後もずっと語り継がれていってほしい動画というのもたくさんあります。
最後まで読んでもらってありがとうございました!