COLUMN
地味に悩むこの問題。自分のキャラに対しての対策をどこまで公開するのかっていう話。自分は前作から結構悩んでたりします。
勿論、簡単な対策とか明らかにみんなが知っているものだったら遠慮なく公開しますが、細かい場所で撃墜に繋がるコンボへのずらしや、ベクトル変更などは勝率にも影響してくる場面もあるので悩みどころです。
対戦ゲーム全般として言えることですが、そういう話をしてると1つ1つのキャラ知識を知るのが本当に大事なゲームだなとも感じます。
1つベクトル変更を知らないだけで、未知の場所から撃墜択が生まれてくるなんて恐ろしいもんです。いくつか例を紹介します。
ベクトル変更を一度間違えただけなのに・・・0%即死
スマブラforWiiU終盤の試合、劣勢の自分が大逆転を決めたこの試合。
これも最初の下投げさえ外にベクトル変更していればこんなことにはならなかったはずです。
内側だったら持ってけるっていう知識をもってたのも決める側としてはデカかったです。極端な例ですが勝敗を左右した大きなポイントでした。
問題のシーン(再生位置を指定してあります)
フォックス限定、上投げ肘コンボ
私自身がスマブラforWiiU中期の頃に「フォックス0%のとき、リュウの上投げから肘が確定」そんな情報をあえて密かに流しているときがありました。
0%で肘を当てるとずらされない限り、再度掴みが入り下投げからコンボが始まるという良展開。下投げをして美味しい%まで無理やり引きずりこむための投げコンボっていう感じでした。
勘の良い人なら流れから察したかもしれませんが、このコンボ全くの非確定。ジャンプド安定のガバガバコンボでした。でも見た目はめちゃめちゃ確定している雰囲気がでる・・・。そんなコンボでした。
もしたまたまジャンプ入力をして抜けたときも「あー入力が遅かったかー」みたいな顔をして(なんなら声にも出して)、数回抜けられるようになったらそもそも掴みにいくのをその日は辞めたりとか実はしてました。
本当に強くて重宝してたんですが、なんか確定って嘘ついてコンボしてる姿があまりにも面白すぎて、ネタとして色んな人に話しまくってたらいつの間にかみんなジャンプ連打するようになりました。
その結果、終盤ではお蔵入りとなったレジェンドコンボでした。
といったように世に出てる情報が全て正しいわけではないので、キャラ対策をする際に人を信じるなとは言わないですけど、曖昧な場所はちゃんと検証しましょう(間違った情報を流した私本人が言うのもあれですが笑)
結局対策は公開すべき
今このゲームはまだ発売から日が経ってない若いゲームです。何をしても新しいことばかり、見たこともないコンボや未だ経験のないキャラなど多数存在するはずです。
そんな状態で大会に出て、勿論自キャラの対策に関して、内密にしとけば勝率は伸びるとは思います。
流行っているキャラ、前線に多いキャラはさすがに限界がありますが、マイナーキャラであればあるほど関わりは深くなると思います。
意図したわけじゃないですが、私が使用するファイターであるケンは非常に使い手が少なく、日本から海外までの大会をみてもほぼ見る機会はないです。
使い手同士で話す機会が少なく寂しくもあったり、珍しいからこそ注目される嬉しさとか色々な感情はあります。
勿論対策を公開しないほうが勝率は高いキャラ筆頭だと思っていますが、ただそこで情報を止めてしまった場合、対策される機会が減り感覚的に自分の成長が止まってしまうがしています。
とくにまだ早い段階では情報を隠すメリットは薄いと自分は感じています。
対策されて困るからこそもう1歩踏み込んだ完成度を手に入れることができると思っているので、ケンというキャラとしても、takeraというプレイヤーとしても、伸びしろを信じて対策を公開し続けるのいまの心情です。
知るのは大事
とくにスマブラというゲームに限らず、対戦ゲームにおいて正確な知識を確実に収集し、対戦に1つずつ反映していくことは非常に大事です。
2D格闘ゲームは状況が固定化されてる場面も多く、前提知識として固まっていることが多いですが、スマブラは場面場面で状況がコロコロ変わるため、そこも含めて把握が必要になってきます。
あといくら選択肢がある場面でもそれが間違いだという気づきさえなければそれは永遠に進まず、あのコンボもしかして抜けれるんじゃないか?
次は回避してみよう。ジャンプしてみよう。などシーンを切り取って疑問に思うことが大事だなーと常々思います。
そこまで切り取りができたら、そのキャラの使い手である程度使っているプレイヤーに○○って確定なんですか?そのような聞き方をすれば優しく正確に答えてくれるはずです多分。
データスマブラーになれとはいいませんが、自身の成長に繋がる確実な進歩だと思うので是非強くなりたい!そう芯から願う方はそういう視点で詰めていってみてはいかがでしょうか。