情熱大陸「プロゲーマーときど」を見て~今後のeSportsやスマブラについて

コラム

みなさんこんにちは、Shogunです!

昨日はTwiiterでも多くの人が話題に挙げていた「ときど」選手を特集した情熱大陸が放送されました。自分も勿論テレビで見ました。

率直な自分の感想を言うと、「ときどとは誰か」「プロゲーマーとは何か」という場所から入る人に向けて、ときど選手のゲームに対する取組みやストーリーをよく30分足らずの放送で凝縮したなといったところです。

以下のURLでは、昨日放送の動画が公式に公開されています。公開期間は1週間なので、もし見逃してしまった方がいれば以下よりご覧ください。

https://dizm.mbs.jp/title/?program=jounetsu&episode=55

さて、昨日の放送を見ていて、規模や知名度は違えど一介のゲーマーである自分から見て、いくつか印象に残る場面や説明がありました。

eSportsと言われる業界全体に対して自分が思うこともあるし、今後のスマブラ界隈に必要だと感じたこともあるし、自分自身が取り入れたいと思ったこともあります

この記事では、それらについて、昨日の放送の感想という形で書いていきたいと思います。よろしくお願いします!

バズワード化したeSportsという言葉と、その実態

ときど「今eSportsとか何とか言われてますけど、プレイヤー達はみんな「社会では俺たちマイノリティなんだな」ってことを分かっている。勝手に持ち上げられてる感じが凄くあって、それだと恐らくブームはすぐ去ってしまう。そうさせないために、僕らがやっているものは奥深いもので、歴史があって、真剣にプレイしてた変な人たちがいるんだということは伝えていきたい」

これは本当にその通りだと思っています。まず自分がeSportsという言葉に関して最近危険だと思っていることが1つあって、LGBTとか顕著なんですけど、社会全体として「”社会的マイノリティは、多様性の受容という観点で全ての人が受け入れなければいけない”という絶対的な価値観」が蔓延しているように思います。

しかし、「多様性を全員が受け入れるべきだ」という主張は、そもそも全ての人に同じ価値観を要求している点で多様性の観点で矛盾しているように思います。

eSportsも同じ匂いを感じています。元々は、

「ゲームって大人からすると悪いことのように捉えられるけど、今こんなカッコ良くて素晴らしい世界あるんだよな」

「プレイヤー人口や観客の熱狂等を総合して見ると、一般的にスポーツと呼ばれてる他の競技に決して劣らないことを俺たちはやっている」

っていうのがeSportsというスポーツになぞらえた言葉を用いるようになった出発点だと自分は考えています。これが最近は、

「ゲームを悪いことのように偏見で捉えるのは絶対許されないし、eSportsと呼ばれる場所にいるプレイヤーは立派なので、他のアスリートと対等に扱わないと失礼。メディアはeSportsを他のスポーツと同等に扱うべき」

というレベルまで行ってしまっていると思います。これは、実態のないところで過大に評価されているという点でバブルのようなものだと個人的には思っています。

バブルははじけるしブームは去るので、だとするとどうやってそれを止めるとかという話になると、やはりときど氏と同様に“競技の魅力を地に足付けて普及するための活動をする”ということになると思っています。

では、”地に足付けて”とは一体どういうことか。これは本当に月並みになってしまうんですが、メディアであれ大会であれオンライン対戦サービスであれ、ユーザーに価値を与えることを第一に考え、継続的に楽しんでもらうような場所を作り、磨いていくということになると思ってます。

どうしてもビジネスの匂いがすると、この逆の”地に足の付いてない活動”というのが増えてくると思いますが、そういった大きな流れに飲み込まれない、というのは大事だと思っています。

充実した対戦環境から得られるプレイヤーとしての恩恵

放送の中で、「住宅地にあるマンションの一室が、事務所を兼ねた練習場」と紹介されたボンちゃん氏ときど氏の対戦風景や、その後のFAV gamingのトレーニングルーム風景を見て思ったのは、「日本のスマブラプレイヤーにもっと充実した対戦環境があればもっと実力が伸びて、世界でも今以上に戦えるだろう」ということです。

今のスマブラ界隈は、オンライン対戦に関してはスマメイトやタミスマをはじめとして、日頃の対戦環境から実力を試す場までが確立されているように思います。

しかし、オフライン対戦に関して、オフ大会こそ各地で増えてきたものの(とはいえスマ4で北海道から沖縄まで定期的に開催されるオフ大会が確立したことは本当に凄いことだと思っています)、日頃の対戦環境に関しては宅オフを開いてくれる人に期待するしかありません

宅オフ文化はとても素晴らしいですが、一方でオフ開催者も自分の生活があるので、余程のスマブラ好きじゃないと毎週開催は難しいと思います。

スマブラ新作では、こういった“住居から切り離したいつでも対戦できる場所”というのがあると面白いなと個人的に思いました。

極端な話、そこに通えば週7回対戦できるといった環境は魅力があります。新作発売直後は間違いなく宅オフ参加の需要が供給を上回ると思うので、その点でも対戦したい人が対戦できる場所を確保することは課題になるかと感じています。

科学知見やスポーツトレーニングによるパフォーマンス向上

「一度心拍数を上げてから呼吸を整えると集中力が高まる」「スポーツ選手が利用するトレーニング施設での周辺視野測定&トレーニング」

放送の中ではこれらが印象的でした。まず何よりも、パフォーマンス向上に寄与しそうなものは全て取り入れて試してみようという点で、自分や他のスマブラプレイヤーにない高い意識を感じました。

自分自身も、スポーツ心理学や認知神経科学といったものは浅学ながら興味があり、簡単な書籍を読んだり取り入れたいと思ったものを取り入れてるので、他分野でプラスの効果が実証されているものについて学ぶ機会を増やそうと思いました。

あと、他の人も言っていましたが、放送の中で紹介されていた施設、少し興味深いですよね…。以下のURLがそこなんですが、ちょっと近いうちに行けるものなら行ってみたいと思っています。行った場合にはまた記事でも書こうと思っているので…期待していてください。

http://healthlab-sports.com/

おわりに

以上、情熱大陸ときど回の感想でした。ストリートファイターとスマブラ、共通する部分異なる部分はありますが、一種の格闘ゲーム(EVO採用種目であることを根拠に一旦スマブラを格闘ゲームと表現しています)としては同じ括りにあると言っても良いと思うので、個人的に参考になる部分はとても多かったです。

また、一部で批判的な見方もあるようですが、昨日の放送はとても良い構成で面白かったです。今後も、格闘ゲームの競技シーンがメディアに取り上げられるのを楽しみにしています。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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