COLUMN
こんにちは、あばだんごです。
オフ大会に参加するようなガチ勢の間では、終点や戦場以外にもさまざまなステージで遊ばれています。
ただオンラインでだれかとを中心に遊んでいるほとんどの層にはどのステージがどのような特徴があるのかわかりづらいと思います。
そこで今回はガチ勢がどんな基準でステージを選んでいるのかを解説します。
紹介するステージは海外大会Genesis 6で採用されている下のステージです!
ステージの広さで選ぶ
ステージの広さ、といっても撃墜しやすいされやすいっていうだけの話ではありません。
撃墜ライン (撃墜される位置) の上下左右の広さだけでなく、ステージ自体の広さ、崖端から撃墜ラインまでの広さと様々です。
下表はその概要です。後で参照するので覚えなくてもいいです。終点や戦場の広さを基準に説明していきます。
ステージ自体の横幅
ステージ自体の横幅は自ファイターが地面について動ける範囲が変わります。つまり横の差し合いが大きく変わるんですね。
狭いステージだとより近接戦が多くなり、足が遅いファイターも足が速いファイターに追いつきやすくなります。
広いステージだとより後ろに下がれるようになり、ゆっくりとした差し合いもできるようになります。足が速いキャラが立ち回りだけで勝とうとしたら逃げ切れる広いステージを選びますね。
暴れが強いネス相手には狭いステージは避けよう、ミュウツーでシャドーボールをチャージしたいから広いステージを選ぼう、という意味の広さはこのステージの横幅のことです。
先程の表でいうと、左・右崖端位置の絶対値が小さければ小さいほどステージ自体の横幅は狭いです。80が平均的な長さです。もう一回貼ります。
狭いステージはヨッシーストーリー、ヨッシーアイランド、攻城戦、すま村です。広いステージはポケモンスタジアムで、それ以外は平均です。
画面中央から撃墜までの広さ
画面中央から撃墜までの広さは撃墜のしやすさに直結します。
表の左右上下撃墜の絶対値が大きければ大きいほど、画面中央からの撃墜が難しいということになります。
撃墜困難になるファイターは、自分のファイターがどの方向に吹っ飛ばすのが得意か考えながらステージを選びます。
横が狭いステージは狭い順に、攻城戦、ヨッシーアイランド、ヨッシーストーリー、すま村・村と街です。横が広いステージはポケモンスタジアム2、カロスポケモンリーグです。
上に広いステージは広い順に、村と街、戦場・カロスポケモンリーグ、イッシュポケモンリーグ・すま村です。上に狭いステージはないので平均か台の位置で変わる感じです。
下に狭いステージは復帰するときに様子見する範囲が狭まるので、復帰阻止・復帰が強いキャラへの抑制になります。
特に攻城戦・すま村が狭く、ヨッシーストーリー・カロスポケモンリーグ・村と街も狭いです。
ステージ端から撃墜ラインまでの広さ
別の撃墜のしやすさの基準としてステージ端から撃墜ラインまでの広さもあります。崖端で技を当てたときに撃墜しやすいかどうかです。
横の差し合いが強く、相手を崖端に追い詰めやすいファイターや、復帰阻止が強いファイターはこれを考慮して選びます。
復帰が弱いファイターは、ステージが広くても撃墜前に復帰阻止されるから敢えて狭いステージを選んだりもします。
ステージ端から撃墜ラインが狭いステージは、ヨッシーアイランド、攻城戦、村と街です。逆に広いステージはカロスポケモンリーグです。
台の形状で選ぶ
台の形状もステージを選ぶ際には重要な要素になります。主に逃げられるか、コンボが伸びるか、崖上がりが楽になるかなどの追加要素が増えます。
3つの台が三角形状にある
3つの台が三角形状にあるのが戦場とヨッシーストーリーですね。村と街の台の初期位置も逆三角で似てるかもしれません。
このステージの特徴としては、上の台の位置が高く、空中攻撃で強力な撃墜技を持っていないファイターは撃墜困難になりやすいということです。
台から追いやるために相手にちょっかいをかけても左右の台もあるので逃げられやすいです。
ライラットクルーズも3つの台がありますが、真ん中の台が左右台とほとんど同じ高さなのでまだ追いやすいステージですね。
コンボという観点では、同じ高さしかない台ステージよりもうまくやれば火力が伸びるというメリットもあります。
マリオやゼロスーツサムスなどの上Bで上撃墜を狙うならばこのようなステージでの台利用が必須です。
2つの台が左右にある
左右に2つの台があるのはポケモンスタジアム2、(攻城戦、) イッシュポケモンリーグ、カロスポケモンリーグですね。
攻めているときは台がコンボの間を経由しなければ行けないようになり、逃げるときには着地の読み合いに台が絡むようになります。
左右台が崖に近いと崖上りの択の一部としても使えるようになります。特にカロスポケモンリーグは崖の真上に台があるので、崖上がり弱者は使うと良いかもしれません。
台がない終点チックなステージを選びたいんだけど拒否られてしまったときの候補にもなります。
真ん中1つの台がある
真ん中に1つの大きい台があるのはすま村とヨッシーアイランドです。
台上からの差し込みが強いファイターや台上を経由するとコンボが伸びるファイターはこのステージを選びます。
一方大ジャンプを多用して差し込むファイターなどは立ち回りに制限がかかってしまうので拒否する傾向にあります。
台がそもそもない
台がそもそもないステージは終点のみです。
台が絡む余計な読み合いをしなくていいので、着地狩りや崖上りを狩るのが得意なファイターが選びやすいです。
上を見る回数も減るので、横の差し合いが得意なファイターも終点を選びやすいですね。
また空中攻撃が貧弱で上に逃げられると撃墜しづらいファイターも、着地するタイミングが生まれるという理由で終点を選ぶこともあります。
ガチ勢の大会ルールでは苦手なステージを拒否できるルールなので、代用ステージとして台がなくなるタイミングがある村と街や、台が端っこで通常の差し合いに関係ないカロスポケモンリーグが選ばれやすいです。
床の形状で選ぶ
床の形状が斜めになっているのはヨッシーストーリー、ヨッシーアイランド、攻城戦、ライラットクルーズです。
これらのステージは飛び道具の跳ね方が変わったり、傾斜に合わせて攻撃判定も傾いたりします。
例えばロボットの下Bのコマなんかは傾斜に合わせて少しずつ移動します。通常では当たらないと思っていても移動してくるんですね。
また床が斜めになっているステージでは、自ファイターごと傾斜に合わせて攻撃を傾かせるものといつも通り傾かずに攻撃するものに別れます。
崖上の横強が強いピチューなどはこの傾斜に合わせて傾いてくれないので、崖端ぎりぎりまで距離を詰めないと横強を当てられなくなり、反撃のリスクが高くなります。
復帰関連で選ぶ
復帰の強弱もステージによって変わってきます。
ステージ下を潜って反対側にいけるか
ステージ下を潜って反対側にいけるかは復帰距離が長い相手には考えなくてはいけません。
むらびとやしずえの上B復帰は距離が長く、反対側に潜られてしまったらほとんど復帰阻止できません。そこでステージ下を潜って反対側にいけないステージを選んだりします。
下を潜れないステージはヨッシーストーリー、ヨッシーアイランド、ポケモンスタジアム2、攻城戦、イッシュポケモンリーグ、カロスポケモンリーグです。
ステージの崖が壁ジャンプできるか
ステージの崖が垂直に近いかどうかも復帰に関わってきます。
壁ジャンプが使えるファイターはそれだけで復帰の択が増えますし、復帰阻止でメテオを決めても壁受け身をされて戻ってきたりもします。
崖が垂直になっている部分が多いステージは、ヨッシーアイランド、ヨッシーストーリー、攻城戦、イッシュポケモンリーグ、カロスポケモンリーグです。
おわりに
こんな感じでガチ勢はステージを選んでいます。これ以外にもそのステージならではの要素もあるのでもっと奥は深いんですけどね!
海外では日本より多くのステージが採用される傾向にあるので、この記事で予習して海外大会も楽しんでいただければ幸いです:D