COLUMN

【スマブラSP】ウメブラがJapan Major2020の次に目指すビジョン

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皆さんこんにちは。ウメブラスタッフのエルです。

2020年5月に3日間のオールナイトイベント「ウメブラ Japan Major 2020」が控えていますが、今回はその後ウメブラがどこを目指すのか?というテーマについて取り上げていきます。

そもそもなぜこのような記事を書こうと思ったかというと、先日SmashlogTVの動画でShogunさんにふと言われた、「ウメブラJMの次に目指すところって何ですか?」という質問がきっかけです。

その時は何となく自分が思ってることをふわっと答えましたが、改めて思い返してみると、とても重要なことだなと思いしっかりとまとめることにしました。

ビジョンの重要性については、普段から同じスタッフであるアユハさんともよく会話していることなので、その内容についても触れていければと思います。

自分と同じ用に何かイベントをやっていこうという人、また個人としてスマブラで目指すところがある人の参考になれば幸いです。

これまでのウメブラ

今でこそスマブラコミュニティ大会として国内最大の規模で開催しているウメブラですが、第一回大会は48人規模からスタートし、試行錯誤の結果現在に至ります。

ウメブラが今の状態になるまでにどのような軌跡を辿ってきたのかは、別の記事にまとめていますのでそちらを是非読んで頂きたいところです。

初期の目標は1,000人規模の大会を開催すること

ウメブラは今ではお馴染みとなっている産業プラザPIOで開くことが多い大会でしたが、その中で最も大きな会場である大展示ホールで開催したいという目標を初期の頃から多くのスタッフが持っていました。

最初から一足飛びに大展示ホールを使うことは出来ませんでしたが、イベントもありがたい事に順調に大きくなり大展示ホールを使ったイベントを開くことはできました。

そしたら次はそこを埋めるということで、何となく1,000人集めるというのが目標になってきてたのを覚えています。

実際初めて1,000人集めようと考えてWiiUの中盤のウメブラJMあたりなので、スマブラSPのJMまで数年かかりましたがこれも見事達成する事ができました。

またそれに合わせて、PGの大会ランクでSランクの大会を開いたり、他のタイトルと合同で開くことも出来たため、ここ1年前後で急に色々と成功させた感じがしています。

これからのウメブラが目指すビジョン

Photo by Darimoko

目指す先に価値が生まれるか

個人的にはいきなり核心をついたような見出しにしてみましたが、次のステップに進む上で、この考えを忘れてはいけないと思っています。

私がよくビジョンについて会話をする時によく挙がることが、目標を決める上で大事なことの1つは、それを達成した時に価値が生まれるかどうかということです。

例えば同じ1,000人規模の大会を開催したとしても、以下のように人数の内訳が違っていたとします。

  1. オープントーナメントで国内外で活躍する強豪から、中堅層までを含めた様々なプレイヤーが合計1,000人集まっている
  2. 宣伝に莫大なお金を使い、様々な有名人や一般人を招待し1,000人集めて大会を開く

1,000人の大会を開くということだけを目標として進めていると、それに対するアプローチは無数に存在し、結果の形も変わってきます。

大事なのは、1,000人の大会を開いた上で、その大会がどのような価値を生むかということだと思います。

あくまで個人の見解ですが、上の2つのケースを比べてみると、シーンにおける価値というのは圧倒的に①に価値があるのではないでしょうか。

Photo by Darimoko

どちらの大会にもそれぞれの良さは勿論あると思いますが、やはりスマブラのコミュニティ文化に則しており、次に繋がる可能性が高いというのが大きいというのが私の意見です。

ウメブラは運も良かったですが、プレイヤー達と共に成長し、ここまで多くの人に認知された結果、スマブラシーンにおける価値のある大会の1つになれたと考えています。

プレイヤーも「価値」を生むことが重要

これは何も大会だけに限った話ではなく、例えばスマブラでプロゲーマーを目指している人も、同じように自分が価値のある存在になれているかの意識は重要と思っています。

勿論強いことは前提であり、色々な活動をしていてファンが多く人気もあるのに強いとか、トークが上手くて人前で話とか実況もできるのに強いとかそういう価値の付け方も強いと思います。

スポンサーを獲得してプロゲーマーを目指している人がいる場合、自分の価値を高めるために何が必要か考えて本気で行動することが必要だと思います。

上記の内容は何も自分が考えたことではなく、スマブラ界で最も有名なプレイヤーの1人である「ZeRo」も以下のようなことを言っています。

「If you’re a player looking for a sponsor one of the most important things you can do is have a player resume. Accomplishments, social media.」

「Sponsor matters are similar to finding a job. You wanna take it seriously if you want to be taken seriously.」

英語の細かいニュアンスはわかりませんが、アユハさんに要約してもらったところ「スポンサーに本気で見て欲しいなら、本気で振る舞いなさい。」とのことです。

EVO JAPANよりも価値のある大会へ

Photo by Darimoko

前置きが長くなってしまいましたが、これからのウメブラが目指す目標に話を戻していきます。

私が考えるウメブラの次のステップとは、スマブラの国内における優勝価値が、スマブラシーンにおいて最も重視される大会にするということです。

具体的にはEVO JAPANでの優勝より、ウメブラでの優勝のほうが価値があるとスマブラシーンに関わる人全てが認めるような大会にするということです。

実際に海外で今年の「EVO2019」スマブラ部門の参加人数は「3,532人」に対し、「Super Smash Con 2019(以下SSC)」の参加人数は「3,659人」と上回っています。

勿論SSCにはスマブラDXがあったりダブルス大会があったりという要素はありますが、スマブラをプレイするという目的で集まったプレイヤーの数が上回っているというのは事実です。

これはスマブラシーンだけに限定してみると、EVOよりSSCのほうが価値があると考えるプレイヤーが多いという一種のデータであると言えます。

現在ウメブラが3日間で参加者無制限で人を集めても、EVO JAPAN2019のような3,000人オーバーの人数を集めるのは難しいと考えているため、これはここからの課題です。

ウメブラがSSCやGENESISと何が違うのか、それを考えていきながら様々なことを試行錯誤することが、今後ウメブラが更に発展していくキーになると考えています。

しかしながら、参考になる大会があるということはとても幸せなことなので、参考にしつつ来年はまた色々と挑戦の年になっていくことだと想像しています。

まとめ

今回はちょっと変わったテーマについて書いてみました。

今後の自分がウメブラに向き合うためにも整理しておきたいテーマではありましたし、スマブラのプロゲーマーを目指す人も多いであろう昨今書いておきたい内容でもありました。

現在大会を開いている人や、これから開こうと考えている人は、一度自分の大会が何を目指していて、どのような価値があるのかというのを考えてみるのは必要なことだと思います。

ビジョンなく開き続けていては、方向性を見失ってしまうということにもなりかねません。

この記事を読んだ人が、今後何かをやっていく上での参考になってもらえれば幸いです。

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