FIGHTER

【スマブラSP】ドンキーコングのコンボ・立ち回り解説 | 全一プレイヤー監修【性能評価】

この記事を書いた人

みなさんこんにちは!あとりえです。

スマブラSP(スイッチ)参戦ファイター『ドンキーコング』のコンボや立ち回り、各種技性能の解説をまとめました。

作成にあたり、チーム激所属プロスマブラプレイヤーHIKARU選手(@HIKARU_geki)に監修頂いているので、ドンキーコングの使い方を知りたい方は是非参考にしてください。

「フレーム(F)」や「空N」などの専門用語や略語が出てきますので、読んでいてわかりづらいという方は以下の記事も合わせてご覧ください。

ドンキーコングについて

ドンキーコングはドンキーコングシリーズに登場するキャラクターです。

大乱闘スマッシュブラザーズ64からSPにかけて全てのスマブラ作品に参戦している定番のファイターです。重量級のパワーファイターで、長所と短所が分かりやすい尖った性能です。

スマブラSPから全ファイター共通でジャンプ踏み切りFが3Fに統一されたため(スマブラ4のドンキーは6F)、スマブラ4に比べて格段に快適に動かせるようになっています。

弱・強攻撃性能

弱攻撃

攻撃 ダメージ 発生F
弱攻撃1 4.8% 5F
弱攻撃2 7.2% 4F

発生早めの近接技。弱1をガードされた後は最速で弱2を出すか、相手のガード解除を読んで、ディレイをかけて弱2を出すかで読み合いを仕掛けることが出来ます。

強攻撃・DA

攻撃 ダメージ 発生F
横強攻撃 9.6% 7F(左腕無敵6F~9F)
上強攻撃 9.6%,10.8%,12% 5F(右腕無敵5F~11F)
下強攻撃 8.4%,7.2% 6F(左腕無敵5F~7F)
ダッシュ攻撃(DA) 14.4%,10.8% 9F

上強攻撃は発生5Fの対空技。上スマより発生が早いため、上スマでは間に合わない場面での着地狩りや対空(対空中)で重宝します。

上方向への範囲が広く、腕に無敵があるので相手の暴れに対しても有効です。スマブラ4で強力だった弱1から反転上強に繋いで撃墜を狙う連携は、今作では出来なくなっています。

下強攻撃はドンキーの地上技の中で最も発生が早い優秀な強攻撃。

差し合いで相手のダッシュ・ステップに刺さるように置いたり、崖掴まりの無敵が切れた相手に当てたりと、小回りが利く技です。

低%で当てると一定の確率で相手が転倒し、そのまま掴みに繋いで火力を稼ぐことも可能です。

ダッシュ攻撃は差し込み兼着地狩り技。発生が早めで後隙も少ないため立ち回りで積極的に振っていい技です。

当てた後は反転空後ろなどを狙えます(DA持続当てから反転空後ろが確定することがある)。

空中技

攻撃 ダメージ 発生F
空N 13.2%,9.6% 10F
空前 19.2%,18%,15.6% 18F
空後 15.6%,9.6% 7F
空上 15.6% 6F
空下 19.2%,15.6% 14F

空Nは持続が非常に長いです。空前の発生が遅い関係で、斜め前方向への対空はこの空Nか空上を選択することになります。持続が長いため着地狩りや復帰阻止の場面でも役立ちます。

空前の主な用途は復帰阻止。相手のジャンプを読んだ際の最大リターンとなります。相手中%時にリフ上投げから確定で空前を繋げることも可能。

空後ろはドンキーの要となる技。差し込み・復帰阻止・着地狩り・崖狩りなど様々な場面で活躍します。発生や後隙、範囲などどれをとっても申し分ない性能です。

空上は範囲が広い優秀な着地狩り兼対空技。序盤ではリフ上投げから確定で空上を繋ぐことができ、当てた後の展開もかなり良いです。

発生が早いため咄嗟の対空にも使うことが出来ます。着地狩りではこの空上と上強がメインになります

空下は強力なメテオ技。復帰阻止で自分から当てにいくというよりは、崖掴まりのタイミングを読んで崖に空下を置いておくのがベター

着地する際の暴れとしても優秀で、地上の相手に当たるとそのまま空上などが確定することがあります。

掴み・投げ

攻撃 ダメージ 発生F
掴み打撃 1.9% 2F
前投げ(リフ) 14.4% 15F
後ろ投げ(リフ) 15.6% 16F
上投げ(リフ) 14.4% 15F
下投げ(リフ) 13.2% 17F
後ろ投げ 13.2% 15F
上投げ 10.8% 14F
下投げ 8.4% 19F

他のファイターと違いリフティングがある影響で投げの種類が多くなっていますが、主に使用するのはリフ下投げ・リフ後ろ投げ・リフ上投げ・後ろ投げの4つになります。

リフ上投げは言わずと知れたドンキーの投げコンボ始動技。序盤では空上に、中盤では空前などに繋ぐことが出来ます。

リフ後ろ投げは前作にはなかった上方向への投げ撃墜

リフ下投げは崖端で相手を掴んだときにリフティングで担いだまま場外に出ていき下投げで外に出す投げ。その後の復帰阻止の展開が非常に強力です。相手の%が溜まっている場合はそのまま撃墜してしまうことも。

後ろ投げは崖を背負って相手を掴んだ際に外に出す投げ。こちらも同様その後の復帰阻止が強力です。

スマッシュ攻撃

攻撃 ダメージ 発生F
横スマ 26.4%,25.2% 22F(頭・両腕無敵20F~26F)
上スマ 22.8% 14F(頭・両腕無敵12F~15F)
下スマ 20.4%,16.8% 11F(両腕無敵11F~14F)

横スマは強力なふっとばし力を誇る撃墜技。

しかし発生は22Fと遅いため、余程相手の行動を読んでいない限り当てるのは困難でしょう。ここぞという場面で相手の横回避や崖その場上がりを読んで当てましょう。

上スマは台に着地しようとする相手への着地狩りなどで機能します。台上の相手であれば着地狩りのタイミングが合わずガードされても反撃を取られることが少ないです。

地上の相手に空中下Bをヒットさせた後に確定で上スマに繋ぐ連携は言わずもがな強力。比較的低い%からでも撃墜を狙えます。

下スマはHIKARU氏曰く控えめな性能な技。使いどころが難しい技です。

必殺技

攻撃 ダメージ 発生F
NB 12%,33.6%(溜め無し,最大溜め) 19F
横B 12% 20F
上B 19.2%, 19F,4F(地上,空中)
下B 16.8%,13.2%(地上,空中) 15F,19F(地上,空中)

NBはチャージで威力を溜める撃墜技。アーマーが付与されているため着地の暴れとして非常に優秀です

相手の暴れを読んでアーマーを合わせることで一方的にリターンを取ることができる点も強力。

横Bは5F目からアーマーが付いている暴れ技。NB同様着地狩りに来た相手への暴れとして優秀です

崖上がりの場面においても、技を置いていたりガードしてる相手に対して崖離しジャンプ横Bが機能します。

ガード削り値が高い上、当たれば相手を埋めて横スマなどに繋ぐことが出来ます。

上Bは復帰兼撃墜技。横方向への移動距離に優れているものの、縦方向への移動距離は乏しいためメテオ攻撃に弱いという明確な弱点があります

地上上Bはスマブラ4と比べてふっ飛ばし力が大幅に強化されていて、崖際で当てれば早い%から撃墜を狙うことが出来ます。

上Bの最中に移動するため、ステージ中央で当てても崖端まで持っていくことが可能です。

下Bはスマブラ4と比べて大きく用途が変わりました。空中下Bの着地隙が僅か10Fになったため、地上の相手に空中下Bを当てることでそのまま上スマや空上に繋ぐことが出来るようになりました。

ドンキーコングの長所・短所

ドンキーコングの長所

これぞ重量級というようなパワーと重さを持ち合わせています。若干立ち回りが苦しいファイターに対しても体重差で試合を有利に進めることが出来ます。

また、復帰阻止が非常に強力です。横方向への復帰距離が長いため、かなり深めに復帰阻止に行くことが出来る上に、空後や空下など優秀な復帰阻止技が揃っています。

空上や上強での着地狩りも強みの1つです。

さらに、横B・NBというアーマー技から撃墜を狙うことが出来るのも魅力です。着地狩りで攻撃を与えにきた相手などに対して逆にリターンを取ることが出来ます。

ドンキーコングの短所

体が大きいので相手の攻撃に当たりやすいです。コンボ耐性もありません。

また、縦方向への復帰距離が非常に短いため、メテオ攻撃を受けてしまうと低%であっても復帰できないことがあります。

上Bの性質上、横からの攻撃には強いものの上からの攻撃には弱いです。ガードからの反撃能力が低いのも弱みです。

総括

前項で挙げた通り、強みと弱みがはっきりした重量級ファイターです。

復帰や着地が弱く身体が大きいという明確な弱点を持ちながらも、その弱点を補って余りあるほどのパワーを持っています。

多少の弱点は気にならないから火力の高いファイターを使いたい、撃墜力の高いファイターを使いたいという方にはオススメのファイターとなっています。

単純なキャラ性能としても並以上の評価を受けることが多く、トップクラスのファイターには劣るものの高性能なファイターと言えるでしょう。

この記事をシェアする
twitter
line
hatena

この記事を書いた人

ウィークリーランキング