EVENT
10月20日、採用管理ソフトウェア「HERP」を提供する株式会社HERPが主催する大乱闘スマッシュブラザーズ(スマブラ)for3DS/WiiUのIT企業対抗戦「STARTUP SMASH BROS BATTLE」が開催。
Smashlogからはあばだんご、キシル、エルの3名に加え、スマブラ実況解説者のなまーた氏とTwitch社のアユハ(中村鮎葉)氏にご参加頂き、配信・運営のお手伝いをしてきました。
写真と共に当日の模様を振り返りたいと思います。
全7社のITスタートアップ企業が参戦!
「こんなつもりじゃなかった(笑)」
誰もがそう口を揃えるほどのハイレベルな戦いの数々。第一回開催となる10月20日は全7社計8チームが参戦し、各社の選抜メンバーによる熱いトーナメントが繰り広げられた。
▼参加チーム(カッコ内は企業名。敬称略)
- げーむえいと(ゲームエイト)
- 他責NGブラザーズ(ワークスアプリケーションズ)
- Member16(グノシー)
- ぷぷぷランド(HERP A)
- スマートキャンプ(スマートキャンプ)
- Link-U(Link-U)
- コングランド(HERP B)
- rm -f Bayonetta(ヤフー)
実況解説はあばだんご×キシル×なまーた
実況解説にはSmashlogよりあばだんご、キシルに加え、関東最大のコミュニティ大会「ウメブラ」をはじめ「闘会議」など公式イベントでもマイクを握るなまーた氏が参加。
試合間の時間を利用して「なまーたチャレンジ」なるエキシビションマッチも勃発。HERP社の経営権を賭けた戦いになまーた氏が勝利しましたが、その後どうなったのでしょう。
なまーたチャレンジの様子もSmashlogTVのアーカイブよりご覧いただけます。
MVPはSmashlogメンバーと対戦
トーナメントは各チームシングルスとダブルスを計5試合行い、3本奪取によって勝敗を決定するテニス形式を採用。
余談ですがガチのスマブラ大会ではあまり見ないシングルス・ダブルス混合戦は結果的に数々の見せ場を演出し、会場の盛り上がりに大きく起因していたように感じました。
優勝チームを決めると共にシングルス・ダブルス戦の大会MVPをSmashlogが選出し、大会を締めくくりとして、シングルスはVSあばだんご、ダブルスはVSあばだんご&キシルとの対戦を行います。
準決勝 Link-U VS rm -f Bayonetta
ここからは配信台でのマッチアップから、準決勝片側と決勝戦の試合内容を振り返っていきます。
スマートキャンプを5-0で下し準決勝へ駒を進めたLink-Uに対するは、コングランドとの激闘の末3-2で勝利したrm -f Bayonettaとのカード。
準決勝シングルス1回戦
初戦のシングルスはLink-Uのおいっしゅサムス対、rm -f Bayotettaのlyuルカリオのマッチアップ。ステージは終点。
ルカリオというキャラクターはダメージが溜まれば溜まるほど桁違いに強くなるという特性を持つファイターで、対するサムスはルカリオの被ダメージが高まる前に早期撃墜を狙いたいところ。
試合展開は序盤ルカリオがダメージレースの主導権を握り、そのまま1ストックを先取。2ストック制の対ルカリオ戦においてサムス側は圧倒的不利を背負ってしまう展開に。
その後サムスは1ストック奪い返すが、ルカリオ相手にストックを追いかける依然苦しい展開。しかしわずかな隙にすかさず掴みを通し崖外へ追いやると、技ありの空下メテオをヒットさせ撃墜。圧倒的不利状況を覆しサムスが1セット目を先取した。
しかしその後展開有利を守ったルカリオに2セットを連取され、1戦目はrm -f Bayonettaに軍配。
準決勝ダブルス1回戦
Link-Uキトラベヨネッタ&おいっしゅマリオに対するは、rm -f Bayonettaまっぎょガノンドロフ&はとキャプテン・ファルコン。
このマッチアップはベヨネッタ・マリオという優秀な性能を持つファイターに対し、rm -f Bayonetta側は高い火力と撃墜力を活かして早い段階でストックをリードしガン攻め展開をつくっていきたいところ。
しかし復帰に難を抱えるガノンドロフとキャプテン・ファルコンに対してキトラベヨネッタの復帰阻止が光り、ストックリードから有利展開をつくるのはLink-U。
最後はマリオの投げにベヨネッタが上スマを合わせ1セット先取。続く2セット目もLink-Uが制し、ダブルスはLink-Uの勝利。スコアは1-1となった。
準決勝シングルス2回戦
シングルス2戦目はLink-Uのこむロゼッタ&チコ対、rm -f BayonettaのBOSSシークという高性能ファイター同士のカード。
シークの丁寧なチコ処理からの怒涛の崖攻めを展開しストック先制はシーク。
その後ロゼッタ&チコは1ストックを奪い返し184%のダメージを受けつつも生き残り徐々に逆転の兆候が見え始めるが、最後は耐えきれず撃墜。1セット先取はrm -f Bayonetta。
2セット目もシークが主導権を握り、ロゼッタ&チコはなかなか撃墜展開をつくれず敗北。これでスコアは1-2となり、rm -f Bayonettaがリーチ。
準決勝ダブルス2回戦
負けたら終わりのLink-U。選んだファイターはシーク&クラウドという凶悪コンビ。
シークの高いコンボ性能とスピードを活かし展開を掴み、最後はクラウドの画竜点睛へと繋げるコンボは超強力。対するrm -f Bayonettaはアイク&ベヨネッタ。
序盤の展開は拮抗しているかに見えたが、徐々にシークのお膳立てからの画竜点睛が決まり始め一方的な展開に。終わってみればLink-Uチームは互いに2ストックを残した状態で1セットを先取。
続く2セット目はベヨネッタを下げクラウドを選択し、アイク&クラウドというパワーコンビで巻き返しを狙う。
しかし圧倒的なチーム完成度を誇るLink-Uシーク&クラウドの前になす術なく、味方を撃墜してしまうなどのミスも出てしまいダブルスを制したのはLink-U。これでスコアは2-2となり、勝敗は最後のシングル戦へと委ねられた。
準決勝シングルス最終戦
最終戦のカードはLink-Uさいとろシーク対、rm -f BayonettaのZACKYフォックス。こちらも強キャラ同士の熱いマッチアップ。ステージは終点。
どちらもコンボ火力を稼げるファイターであり、試合展開の奪い合いから最後の撃墜に繋げるゲームメイクスキルが求められる。
先に展開を掴んだのはさいとろシーク。シークは相手の%が溜まりすぎると撃墜技が中々通らなくなってしまうという難点があるのだが、フォックスの直線的なイリュージョンにバッチリとタイミングを合わせた跳魚で撃墜。1ストック先取はシーク。
ストックを落とされたフォックスは極力被ダメージを拒否しながら、相手の起き上がりを読んで優秀な撃墜技である上スマを通し試合をイーブンに戻す。
%リードを奪われてはいるが、フォックス対シークは撃墜力ではフォックスに軍配があがるため、フォックス側はなんとか展開を取り一発を当てに行きたいところ。
しかしシークのターンが続き、最後は投げからの跳魚で撃墜。先に決勝戦へ王手をかけたのはLink-U。
続く2セット目はステージを村と街へと移し、同じくシークVSフォックス。
村と街は全ステージ中最も上撃墜ラインが狭いため、フォックス側はダメージレースで後手に回ったとしても上スマでの撃墜力が強化される。
しかし手数で勝るシークがターンを継続し、ストックを奪われることなく勝利。Link-Uが決勝へと駒を進めた。
決勝 げーむえいと VS Link-U
配信には映らなかったが、準決勝もうひとつの組みわせで主催企業HERPの上位チームである「ぷぷぷランド」を下した「げーむえいと」が決勝へ。
準決勝を見る限り、Link-Uの強力なダブルスチーム(シーク&クラウド)をいかに崩すか、もしくはシングル戦で上回るか、互いに一歩も引かない展開が予想される。
決勝戦シングルス1回戦
互いに初戦に大将が登場し、会場にどよめきが起こる。大会当日、2人は特に目立ったプレイヤーで、「会場を見ていたが、中でも特に上手いと思ったプレイヤー」と実況解説のなまーた氏もコメント。
チームを背負う両者の絶対に負けられない戦いが始まる。
カードはげーむえいとのおっぽミュウツー対Link-Uのキトラベヨネッタ。序盤ダメージレースはほぼ互角であったが、ベヨネッタ側は崖外へ追いやった後の復帰阻止が華麗に決まり、1ストック先行。
ミュウツーは上投げや空前攻撃、上スマといった優秀な撃墜技を持つファイター。早い段階で展開を作り一発を狙いたい。
多少ダメージを蓄積してしまいつつも、シャドウボールでプレッシャーをかけながら空前で撃墜。この時点でミュウツー側被ダメージは62%。ベヨネッタにコンボ展開を作られてしまうとキツイが、パンチ力のあるミュウツーはまだ逆転のチャンスがある。
ベヨネッタのコンボ始動技を拒否する丁寧な間合い管理、そして徐々に%差を詰めにかかるも、体重の軽いミュウツーは崖側の空後に当たってしまい83%で撃墜。1セットを先行したのはキトラベヨネッタ。
2セット目は打って変わっておっぽミュウツーがダメージレースの主導権を握る。しかしベヨネッタは高いコンボ火力を発揮しみるみる追いつき、またも空後で撃墜。ストック先行は再びキトラベヨネッタ。
息つく間もなくミュウツーは撃墜後の無敵時間、間髪入れずに空前を振り、見事撃墜。これで互いに0%でラスト1ストックの局面へ。
序盤ミュウツーがダメージ先行するも、ベヨネッタの高火力コンボからの空後撃墜でGAME SET。シングルスを制したのはLink-U。
決勝戦ダブルス1回戦
続くダブルスはおっぽベヨネッタ&よっしーリンク対キトラベヨネッタ&おいっしゅマリオ。
試合展開はチーム戦というよりも、各々がターゲットと戦う疑似タイマンの展開。チーム戦の練度が低い場合はあえてこういった試合運びは有効だ。
終盤ストック差はほぼ互角。よっしーリンクが脱落したのち、おっぽベヨネッタは1対2の厳しい状況ながら必死に食らいつき、Link-Uのマリオが自チームのベヨネッタを撃墜してしまうミスにより一気にげーむえいと有利状況へ。
互いに100%前後のダメージを負う中、どちらが先に撃墜技をヒットさせるかという手に汗握る駆け引きが続くが、最後はおっぽベヨネッタの空下がヒットし撃墜。げーむえいとチームが逆転で1セットを先行し、会場からは拍手が巻き起こる。
シングルスで先制されているげーむえいとは何としてもこのダブルスを勝ちきりたい。
2セット目序盤によっしーリンクの復帰ミスによる自滅が起きてしまったが、その後すぐにストックを取り返して状況はげーむえいと微有利の展開。
互いにストックを削り合い、またもげーむえいとは1対2の不利状況を強いられる。よっしーリンクが果敢に立ち向かうも最後はキトラベヨネッタの空後復帰阻止により撃墜。スコアは1-1。
続く最終セットは両者譲らず、ほぼ五分五分の展開。しかし終盤の撃墜レースのペースを握ったのはげーむえいと。Link-Uが1対2の不利状況を背負い、さらにおっぽベヨネッタは2ストックを残している。
おいっしゅマリオがおっぽベヨネッタを撃墜し追い上げを見せるなか、おっぽベヨネッタはマリオもろともよっしーリンクに横スマをヒットさせ、味方のリンクだけが撃墜されてしまう1セット目と逆の展開に。Link-U側に逆転の兆し。
互いに残り1ストックずつでベヨネッタがダメージ先行しているものの、一気に逆転の展開へ一転したマリオ側の方が精神的には有利。徐々にベヨネッタのダメージも蓄積されていく。
観客にも緊張が伝染していく熱い展開の末、最後は台上ウィッチタイムからの上スマでおっぽベヨネッタが勝利。ダブルスを制したのはげーむえいと。
決勝戦シングルス2回戦
さきほどダブルスでも登場したよっしーリンクに対するは、rm -f Bayonetta戦で活躍し決勝へ導いたさいとろシーク。
機動力で勝るシークが序盤のペースを握る展開。リンク側は飛び道具を多用しコンボを拒否し続けるも、シークの技あり回避読み上スマで1ストック先行はさいとろシーク。
リンクは火力の高い掴みからのコンボを幾度となく決めていくが、シークのスピードについていけず2ストック差で1セットを制したのはシーク。
2セット目、よっしー選手が動く。リンクを下げ、デデデを選択。
スマブラfor3DS/WiiUにおいて最上位キャラに位置するシークに対して、Smashlogが発表している全55キャラ中のキャラランクで48位である下位キャラのデデデを選択するという勝負に出たが、果たしてこの選択はどう出るか。
序盤ダメージレースはほぼ互角。全キャラ中上方向に最も重いデデデに対して、コンボが中々はまらず攻めあぐねている様子のさいとろシーク。
そしてなんとストック先行はよっしーデデデ。体重差とパンチ力の差がデデデに味方し、試合を有利に進める。
ストックを先行したデデデは明らかに何かを狙っている。あえて崖外へシークを誘い、誘いに乗ったシークを吸い込み道連れの撃墜を成功させこのセットを制したのはデデデ。会場に歓喜と笑いが巻き起こる。
最終セットも引き続きデデデ対シーク。ステージは終点。
2セット目と同じくシークは未だペースを掴めず、ダメージ先行はデデデ。吸い込み道連れはデデデ側が先に落ちる為ストックをリードしている必要があり、デデデは何としても先に撃墜技を通したいところ。
シーク側は一転距離を置きデデデの大振りに付き合わない立ち回りを見せるが、隙をついたデデデは投げからの空上コンボを通し1ストックを先行する。Link-Uの嫌な予感とげーむえいとの期待がぶつかり合う緊迫した空気。
その後火力を伸ばすのはデデデ。シーク側は逆転が難しい展開となるが、なんとか1ストックを奪い返す。これで道連れはできなくなった。
徐々にペースを掴むシークに対してデデデは撃墜技がうまくかわされ逆転ムードが漂う。
しかし最後はシークの崖捕まりの無敵が切れるタイミングまでホールドしたデデデの横スマがヒットし撃墜。よっしー選手がシングルス戦を制した。
決勝戦ダブルス2回戦
げーむえいとチームのドンキー&ピカチュウに対するは、rm -f Bayonetta線で猛威をふるったシーク&クラウドのコンビ。
序盤からコンビネーションからの画竜点睛が決まる。気づけばドンキーが脱落し、ピカチュウ1ストックに対しクラウド・シーク共に2ストックづつ保有しているという圧倒的な展開。最後もきっちり投げからの画竜点睛で1セット目はLink-U。
続く2セット目も同じくシーク&クラウドコンビが圧倒し、Link-Uが2セットを連取。「絶対今日の為にダブルス練習してきたな…」と思うほど完成度の高いコンビネーションを見せつけた。
決勝戦シングルス最終戦
対戦カードはドンキーコング対ロゼッタ&チコ。ドンキー使いであれば極力避けたい組み合わせだが果たして。
1セット目ステージは終点。序盤からドンキーコングが浮かされ続ける苦しい展開。やはりキャラ相性は最悪のようだ。
ドンキーお得意のリフコン展開をつくるもロゼッタには通らない。1ストック先制はロゼッタ。すかさずドンキーもストックをイーブンに戻すが、最後は崖外の空下に当たってしまい帰ってこれず撃墜。1セット目をとったのはこむロゼッタ&チコ。
2セット目はももたろう選手がドンキーを下げ、メタナイトを選択。これでキャラ相性の不利は無くなり、逆転にかける。
しかし常にペースを握るのはロゼッタ&チコ。2ストックを残した状態でメタナイトを粉砕し、勝負あり。
リザルト
げーむえいととの激闘を制したLink-Uが全8チームの頂点に立ち、第一回スマブラIT企業対抗戦の優勝を飾った。
リーダーのキトラ選手は「まさかこんなにレベルが高いとは思っていなくて、勝てるとは思っていなかった。本当に良い大会でした。」と勝利者インタビューに答えた。
準優勝チームのげーむえいとリーダーのおっぽ選手は「ゲームエイトはウメブラにスポンサードさせて頂いており、少しでも業界が大きくなっていければと思っています。今回はこういった形でインターネット業界を巻き込んで大会を開いて頂いて非常にありがたかった」と締めくくり、大会は幕を下ろした。
今大会のリザルトはこちらからご覧いただけます。
シングルスMVP
シングルスのMVPは優勝チームLink-Uから、リーダーとしてチームを牽引したキトラ選手が選出。
キトラベヨネッタ対あばだんごミュウツーのエキシビションマッチが行われた。試合の模様は以下より。
ダブルスMVP
ダブルスのMVPは同じく優勝チームLink-Uより、圧倒的な完成度を誇りダブルス負け無しのシーク&クラウドコンビ。
対するはキシルピカチュウ&あばだんごベヨネッタ。Smashlogチームはガチ勢としての威厳を保つことができるのか。
大会を終えて
配信台で放送された試合はごく一部でしたが、どのチームも予想の数段レベルが高く、会場は常に歓声と拍手に包まれていました。
企業チーム同士の戦いは普段観ているガチ勢のタイマン勝負とはまた違った面白さがあり、チームの結束や、スマブラを介して別チーム同士での交流が生まれる姿が非常に印象的でした。
次回開催について未定ではありますが、また機会があればSmashlogは全力で盛り上げていきたいと思います。
当日のアーカイブは以下よりご覧ください。