TECHNIQUE
どーも!Raitoです。
今回はいつもの解説記事に戻りまして、よく質問で聞かれる差し返しについて詳しく解説していきます。
そもそも差し返しはどの場面で使うのか、差し返しを使うメリットはなんなのか。
よりスマブラ上達に向けてステップアップをしたい初心者、中級者の方にオススメな内容ですので是非ご一読ください!
差し返しってそもそも何?
差し返しとはよく格ゲー、対戦ゲーで使われる用語で、差し合いの場面で相手に技を振らせてからその後隙に技を返すことを言います。
技を通す基本である差し込みとは真逆の立ち回りで、相手に動いてもらってから反撃を取るのでよく守りの立ち回りとも言われてます。
この差し返しが上手いプレイヤーは「堅い」「崩せない」などという評価を受けやすく、それ程までに魅力的な立ち回りの一種とも言えます。
防御寄りな立ち回りである差し返しですが、始動の技自体は変わらないので差し込みと比較して火力が落ちるということはありません。
むしろ移動の手間が差し込みに比べて少ない分、強力なスマッシュなんかの技も決めやすいので場面次第では得られるリターンは絶大です。
差し返しを行うためには相手の技を避けて反撃を取るのが一般的ですが、スマブラの場合シールドキャンセルやその場回避からもリターンが得られるようになっています。
ただしある程度上級者相手になってくると、シールドに対して真っすぐ突っ込んでくることが少なくなってくるので、ステップ避けやその場回避、ジャストシールド等を上手く使ってリターンを得ることになるでしょう。
一見とても簡単、かつ強い選択肢にも見える差し返しですが、実際にやってみると非常に奥深い立ち回りが要求されます。
そもそもの相手との距離感を理解し、相手が差し込む上で必要な距離を予測して、見てから対処する必要があるので、大前提として慣れが必要になってきます。
その距離感をカバーするためにシールドを使うのも手ですが、ガードから反撃を取る場合はガードの硬直差を事前に理解しなければ反撃も取りづらいです。
対戦ゲーム初心者がよく中級者以上に対して技が通らないと感じるのは、まず間違いなく相手の差し返しが決まっているからです。
相手とのお見合いの場面でどっしりと構えて、相手の差し込みに反撃できるか否かで実力差というのは大きく分かれてきます。
非常に奥深い立ち回りですが、初心者が中級者になるためにはこの差し返しを覚えて実戦に取り入れる必要があるでしょう。
差し返しをするタイミングはいつ?
差し返しを行うにはまず相手に技を使ってもらう必要があるので、相手を動かす要素を自分から作る必要があります。
とりあえず技を置いてくるタイプの人には、その技を見てから別の技を被せることで簡単に差し返しが達成できますが、相手もこちらの様子を伺ってきている状態の場合だとそれもできません。
この時に便利なのが飛び道具です。
ウルフのNBやインクリングの下Bといった、横方向に打てる飛び道具を上手く使えば相手がジャンプから技を差し込んでくる確率が上がるので、差し返しを行うのが容易です。
飛び道具を持っているキャラは相手を上手く動かしてから差し返す立ち回りを意識すると飛躍的に実力がアップするでしょう。
飛び道具を持たないルキナやガノンドロフのようなファイターの場合は、ステップを上手く使うと良いでしょう。
今作は全ファイター共通でステップが強化されていて、シールドから反撃を取りづらい場面ではステップから反撃が取れるようにデザインされています。
ステップは判定が強く残るDA等の技に弱い反面、空中攻撃やダッシュ掴みを避けてから即反撃を取りやすいので、相手の置き技が届かない範囲でステップを行うのはかなり有効です。
他にも引きジャンプからの様子見なんかも選択肢としてとても優秀です。
相手との距離が離れている段階で後方にジャンプをすることで、相手の大体の差し込みを避けつつ反撃が取れるようになります。
ただし今作では空中技の着地隙が軒並み短く、空中技を避けてから反撃を取ろうとしても相手のガードや回避が間に合ってしまう…という状況が非常に多いです。
相手が何の技で差し込みを狙っているのかを考えて、ステップと引きジャンプを使い分けられるようにすると良い感じに反撃が取りやすくなるでしょう。
差し返す時の技は何を選ぶ?
差し返しをする際に、超範囲の技や適当に出が早い技を選んでも総合的なリターンで見ると微妙になってしまっていることがしばしば起こります。
たとえ話になりますが、インクリングで相手の%が溜まっていない時に反撃で空中前を選ぶより、弱や掴みからのコンボを狙う方が技を通した時のリターンは絶大です。
このようにどの技で反撃を取るかを事前に決めておくことで、読み合いの回数を減らすことが可能となります。
この技の選択についてはよく最大リターンという表現をされますが、相手の状況(位置(崖に近いor遠い、相手が浮いているor地上にいる)や%の溜まり具合、ジャンプの残り回数等)によって取れるリターンは常に変動しています。
その状況毎にどの技を選択できるかでその後の読み合い回数を減らせるかが決まるので、場面ごとに出せる技を逐一決めておくと良いでしょう。
この辺りは咄嗟の判断と経験が特に影響してきますが、上級者のプレイを見ることで盗み取ることができる要素でもあります。
場面ごとの反撃でどの技を選択しているのか、要チェックしておきたいところです。
おわりに
以上、差し返しについてのザックリとした説明でした!
崖の読み合いとは異なり、有利状況を作るための読み合いのテクニックでしたが、初めたての人にとっては少し難しい内容だったかもしれません。
慣れてない人は、一度上級者のプレイを見てどの場面で差し返しを行ってるのかを覚えて、実践に取り入れてみるのが良いでしょう。
ある程度安定してきたらその段階で上級者入りのための道のりは開かれたようなものなので、是非この機会に取り入れてみてください!
それでは、また次の記事でお会いしましょう!