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スマブラにおける『リスクとリターンが噛み合ってる』とはどういう時?

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皆さんこんにちは。ウメブラスタッフのエルです。

今回は、スマブラの実況や解説でもよく耳にする「リスクとリターン」について解説していきます。

よく初心者帯を卒業した人が、リスク・リターンの考え方を勘違いしてスマッシュ攻撃を振らなくなるという現象を見ます。

スマッシュ攻撃を振ると当然スキが生まれるためリスクも大きいですが、そのリスクに対して撃墜のような大きなリターンが得られる状況では積極的に振るべきという場面も出てきます。

今回はそんなスマッシュ攻撃に焦点を当てて、リスクとリターンの考え方について解説します。

リスク・リターンが”噛み合ってる”のはどういう時?

スマブラにおける最も代表的なリスクとリターンとは、言うまでもなくストックを奪えるのか、または失うのかです。

その次に直接撃墜には至らなくとも、撃墜に近い状態まで持っていくという意味で、一気にダメージを与える(受ける)ということが挙げられるでしょう。

つまり自分の選択した行動が相手のストックを奪う可能性があるのか、逆に自分のストックを失う危険性があるのか、そして大きな火力が取れるのか、または取られてしまうのかが大きな基準となります。

自分と相手が同等以上、すなわち互いにストックのやり取りをしているか、もしくは一方的にストックを取る読み合いが出来ていれば、その行動はリスク・リターンが噛み合ってるといえます。

リターンが優っていたら積極的に仕掛けよう

冒頭で触れた”スマッシュを振らなくなる”というのは、スキが大きく反撃されるリスクがあるから振らないという判断になってしまっていますが、適切な状況ではスマッシュを振ることがむしろリスク・リターンに見合った行動であるということがわかると思います。

自分と相手のパーセント帯を考慮する

自分のパーセントが低く相手が撃墜%帯である場合は、スマッシュ攻撃が当たれば撃墜できるし、外しても自分は撃墜には至りません。なので、この場合はリターンが優っています。

逆に相手はまだパーセントが低く、自分は撃墜%帯であるときは、スマッシュを当てても撃墜できないのに対し、かわされたら自分が撃墜されるピンチになります。この場合はリスクが優っています。

撃墜を出来ないということが結果的に自分のリスクを高めていると言えるので、撃墜技を振らないという行動自体がリスク・リターンが噛み合っていません。

相手の反撃のリターンを考慮する

崖や着地、復帰阻止のやり取りで、仮に空振りをしても相手に大した反撃手段がなければリターンが優っていると言えます。

ステージ外でジャンプを失った相手に対して、飛び道具を一発当てれば撃墜できてしまうような場面では、当たれば撃墜、外しても一回復帰を許してしまうだけで手痛い反撃を受けることは滅多にありません。

勿論当たればストックが取れるからといって、当たらなければストックは取れないので実際はもっと複雑なのですが、最低限まず上記の考え方を理解することは大切です。

当たらなければ噛み合ってないというのは、例えばガノンの魔人拳は当たればストックは奪えますが、まず簡単には当たらないのでリスク・リターンは噛み合ってないですね。

リスク・リターンに関する次の段階の考え方

さて、上の章では撃墜が絡むやり取りを紹介しましたが、それ以外で高いリターンが期待できる行動を挙げていきます。

これらは主に、撃墜に持っていくまでの展開や相手にダメージを与えるのに必要な考え方になります。

  • 相手にガードされても反撃が確定しない行動
  • コンボ火力が高いファイターで始動の技を狙う行動
  • 相手の間合い外から一方的に攻撃できる行動

どの行動も撃墜には絡みませんが、当てた場合は有利か相手より高いダメージが期待できるのに対して、外しても相手に重い反撃をもらわない動作となります。

撃墜のやり取りが理解できたら、撃墜のやり取りに持っていくまでに是非上のような考え方を身につけてください。

まとめ

自分の行動が通った時に得られるリターン、通らなかった時に受けるであろうリスクを考慮しながら立ち回ることが大切です。

まずは撃墜に関わるシーンで特に意識してみてください。感覚がつかめれば、相手の反撃の有無に意識を割いてみるといいでしょう。

もし自分のプレイを見返す機会があれば、自分の行動の要所要所で、リスク・リターンが噛み合っている選択を出来ているか見てみるのも良いかもしれません。

上級者というのは総じてリスク・リターンの管理がうまいです。上級者の対戦を見ながら、どういう時に攻めて、どういう時は引くのかという部分に注目して見てみると、自分の立ち回りの幅を広げるヒントが見つかると思います。

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