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格ゲー大会における2本先取の勝率を安定させる秘訣を伝授します

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どーも!Raitoです。

東京は夏真っ盛りですね。僕の部屋はクーラーが常設されていないので家にいるよりも外に出た方がマシという状態にまで追い込まれています。

そんな話はさておき、先日スマブラ大好きの友人と話をしている時に気になることを言われました。

前後の会話は省略しますが、内容は「日本の大会は二本先取形式が基本なのが寂しい。三本先取でやりたい」というもの。

二本先取と三本先取。海外だとBO3だとかBO5等と言われるやつですね。これらの形式には大きな違いがあるのは確かなのですが、試合内容にそんなに差が出るものなのでしょうか?

今回の記事では、そんな試合形式の違いと二本先取形式で勝利しやすくなるコツを紹介します!スマブラに限らず、二本先取形式が苦手な方やトーナメントで常勝したい方は必見です!

試合形式の違いを簡単に紹介!

勝利のコツの前に、各型式の違いをおさらいしておきましょう。

それぞれの形式の違いは画像の通り。書き方では1~3ですが、最大試合数を含むと大きな違いがあるのが分かりますね。これ以降分かりやすくするためにこの記事では〇本先取のことをBO〇〇と表記します。

国内でトーナメントを開催する場合時間的な都合で予選の段階では一本先取、トーナメントではBO3形式を取られることが多いです。逆に開催日数が2~3日と余裕のある海外大会においては、予選の段階からBo3のトーナメント形式、TOP32以降では全てBO5に切り替わります。

1試合のスパンが短く運要素にも影響されやすいゲーム対戦において、試合数の少ないBO1よりもBO3、BO5の方が運要素に影響されないとされているのでプレイヤー目線で言えばより多い試合数で実力勝負ができるBO5形式の方が好まれているようです。

しかし現在国内では上記の理由でトーナメントのほぼすべての試合がBO3形式で進められています。

ウメブラ等の大型イベントですらBO5形式を取るのはTOP8以降。この記事を読んでいるほとんどの方はBO3で対戦する経験の方が多いんじゃないかと思います。

BO3形式で安定して勝つためには?

仕組みの確認をしたところで、一般的な形式であるBO3で勝つために必要な要素を考えていきましょう!

対戦前の事前準備

トーナメント形式の場合は対戦相手の情報が公開されているので、相手の使用するキャラクターを把握しておきましょう。

自キャラにおける相手キャラの対策を持っていれば、初戦で試すべき立ち回りがしっかりと思い出せるはず。余裕があれば相手プレイヤーの対策も盛り込みたいところですが、全プレイヤーに行うのは結構ハードなので最悪出来ていなくても良いです。プレイヤーの対策は対戦中に行えます。

キャラ対策の確認と同時に行っておきたいのが試合作り(ゲームメイク)のイメージです。

相手キャラに対して自分が取るべき行動を事前に決めておいて、その場面が来たら対応できるようにする。

事前に決めごとをしておけば、全く対戦経験がない相手に対しても落ち着いて試合を進められるようになります。細かい立ち回りはさておき、全体のゲームメイクは一度イメージしておくと良いでしょう。

キャラクター対策法については以前まとめた記事に詳細を書いてあるので、良ければ参考にしてみてください!

一試合目

初戦は事前準備の段階で行ったゲームメイクのイメージをフルでぶつける場所。

この時意識したいのがゲームメイクのイメージと実際の試合展開でどの程度誤差が生まれているのか。自分の攻撃はどの程度通って、相手の攻撃をどの程度通されているのか。

この2点以外にも、こちらのダッシュに対する対処、横回避or空中回避のタイミング、崖上の待ち方、着地狩りの方法等 相手の手癖が露骨に表れる場面はしっかり見ておきましょう。

初戦において注意したいのが無理な読みあいを仕掛けないことです。

ハイリターンを求めて強引な読みあいを仕掛けたり、中距離の様子見を打開するために迂闊に攻め込んだりすると手痛い反撃を貰うどころか、相手の偶々の行動に翻弄されて肝心の集めたい情報が集められません。

初戦は目先の勝利よりも情報収集を優先すること。勝ち切った方が良いのは間違いないのですが、情報がないままマグレで勝利して次の試合以降相手に対応されたら元も子もありません。

相手のクセや動きを分析して次の試合以降に有効な手をぶつけにいく。それこそがBO3において最も重要な要素なのです。

二試合目

一試合目で集めた情報をフルに活用できる二試合目。

試合前のゲームメイクと一試合目の内容を照らし合わせて、相手に通された行動を拒否しつつ自身が通した行動を通せる場面をイメージし直します。

例えばコンボでダメージを稼がれているのならコンボの始動を通されているシーンを、崖でターン継続されているなら崖上がりの方法をそれぞれ見直せば被ダメージを大幅に下げられます。

更にこれらの状況に対する差し返しの技まで用意できていれば、そこからダメージを通して自分の有利展開を築き上げることもできます。ここまで出来ると一試合目よりも耐久力と火力を大幅に引き上げられるので、二試合目以降でかなり有利な状況で戦うことができるでしょう。

一試合目の勝敗自体はあまり気にせず、上記の内容をしっかりと復習できるかどうかがカギとなるでしょう。

前の試合で勝ったから次も行けると慢心したり、負けたからこれ以上負けられないと気に病んだりすると次の試合ではあっさり負けてしまいます。

結果よりも試合内容を意識し、必要箇所を修正して次の試合に臨む。これが二試合目において最も大事な要素です。

三試合目

お互い一本ずつ取った後の最終戦。展開自体は熱いですが、やるべきことは変わりません。

一試合目取って二試合目落とした場合、事故要素を除いて考慮すると相手が自分の動きに対応してきている可能性が高いです。この場合やることは一試合目の後と変わらず。試合内容から良い点悪い点をそれぞれ整理して、対応する術を用意してから三試合目に臨みましょう。

逆に一試合目に取られて二試合目に取り返した場合、自分のプランがうまくいった状況なので三試合目では相手が対応してくる可能性が高いです。この場合はまず二試合目に通った行動を思い返します。相手がこちらの対策を考えてくる場合はこちらが通した行動に対する回答を用意してくるはずなので、それに対する回答を用意してあげれば良いです。

例えば自キャラがゼロサムで二試合目に掴みを多く通してリターンを取れていた場合、相手は掴みを拒否するためにジャンプや回避を軸に立ち回ることになります。そこでジャンプを予測して空中攻撃を置いたり、回避を見越してディレイをかけた下スマやSJ空Nを置いてみたり…など。相手の対策を利用して自分がより有利に立ち回れる状況をイメージしてみましょう。

おわりに

以上、BO3形式で勝利するために意識しておきたい要素の紹介でした!

上記の考え方はカウンターステージやカウンターピック(キャラクターチェンジ)にまで言及していませんが、ステージが違ってもやるべきことは変わらず。試合内容で良かった点や悪かった点を整理していればしっかりと対応できるでしょう。

ただし記事で触れた試合中に考えながらプレイをするというのはかなり難しい要素でもあります。その場の状況に対応するので精一杯で試合後に内容を整理する余裕も体力もない。大会でそういった状況にならないように、事前にBO3の形式には慣れておきたいところです。

そんな時に便利なのが平日に開催されているローカルトーナメント!

闘龍門を初めとして、関東や関西では毎週のようにローカルトーナメントが開催されていますが、嬉しいことに試合の形式がBO3で進められています。大会参加者も強豪ばかりなので考えながらプレイをする絶好のチャンスです。

またオンラインではスマメイトという同じくBO3形式でレーティング対戦が行えるサイトもあるので、試合慣れするためにそちらも是非活用しましょう!

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