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【スマブラSP】どの程度相手に近づくべき?対戦における「間合い管理」を身につけよう

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皆さんこんにちは。ウメブラスタッフのエルです。

前にライン管理という、大きな視点での対戦での位置関係の考え方について書きました。

今回はよりフォーカスした視点で、対戦の差し合いなどで重要になる間合い管理の考え方について解説します。

間合い管理が考えられるようになると、ライン管理と同じく、自分がステージ上のどの位置にいれば良いかのヒントが得られるはずです。

間合い管理とは

まず最初に間合い管理という内容について少し掘り下げていきます。

間合いという言葉にはいくつかの意味があります。代表的な例としては「時間」や「距離」などが挙げられます。

スマブラでも基本的な意味は同じで、「間合い」とは対戦する2体のファイター間の距離のことや、差し込み等での時間管理を指しています。

つまりスマブラの間合い管理とは、目まぐるしく変化する対戦の中でのファイター間の距離や、動きのタイミングを上手く調整していることを言っていると理解してください。

間合い管理で考えるべきこと

それでは具体的に、どのようなことを考えて間合い管理をすればいいのかを解説していきます。

互いの攻撃範囲

基本にして最も重要な間合い管理といえばこれでしょう。自分と相手のファイターの地上や空中での、攻撃範囲を考えて間合い管理を行います。

自キャラの方が攻撃範囲が広い場合

この場合は、自分の攻撃がギリギリ届く位置を意識して立ち回りましょう。

そうすれば自分の攻撃は届くけれど、相手はこちらの攻撃をシールドで防いだとしても、反撃が届かない距離を維持することができます。

自キャラの方が攻撃範囲が短い場合

逆にこの場合は、自分の攻撃がしっかりと届くインファイトの位置か、相手の攻撃がギリギリ当たらない位置を意識して立ち回りましょう。

当然ライン関係だったり、飛び道具だったり、パーセント状況で必ずしも上記のようにはならないのですが、基本はこの考えを意識してみましょう。

相手の重い反撃の届く距離

次は以前に紹介した撃墜拒否にも繋がる内容になります。

攻撃をシールドで防がれた時や、避けられた時に相手の重い反撃が届くかどうかは非常に重要であり、ストックのやり取りの際に注意すべき点です。

例えばシールドキャンセル行動が強いファイターであればそれが届くのか、投げで撃墜してくるファイターであれば投げが届くのかを意識しましょう。

つまり、自分の被ダメージが撃墜%帯の時、シールドキャンセル行動や投げの届く距離(=近距離)を避けた間合い管理をすることで、寿命を伸ばす事ができます。

これは相手の撃墜択がシールドキャンセルや掴み以外の行動、例えばスマッシュや強攻撃の場合もありますが、いずれにせよその本命択が届かない位置に居る事が大切です。

逆にいうとそれ以外の技を喰らっても撃墜されることはないので、反撃を貰ってもいいが、本命は貰わないように立ち回るという少し攻めの発想での間合い管理になります。

飛び道具の処理

今作で頭を悩ませる要素の1つである飛び道具の処理に関する間合い管理です。

飛び道具に関する基本的な考え方は大きく分けて2つあります。

  1. 見てから対処できる距離であるか
  2. 読んで避けたときに攻撃が確定するか

の2つです。

見てから対処できる距離であるか

例えば、サムスのチャージショットのような長距離攻撃で且つ撃墜力の強い攻撃で考えてみましょう。

自分の攻撃も届かず、それでいて不意に飛び道具を撃たれた時に反応できない中途半端な距離に位置していては、一方的に不利な読み合いを押し付けられてしまいます。

サムス側からすると、チャージショットで撃墜を狙える間合いであり、仮に防がれても反撃をもらわないのでほぼノーリスクでチャージショットをパなすことができます。

この場合は見てから対処できるように距離を取るか、もしくは自分の攻撃も届くインファイトの位置取りを意識してみましょう。

そうすることで、サムス側がチャージショットを打つ事にリスクを背負う事になるので、不用意にパなせなくなり五分の読み合いに発展します。

読んで避けたときに攻撃が確定するか

この場合は、例としてウルフのブラスターのような単発で攻撃してくる飛び道具を想定します。

相手が飛び道具を撃ってくるのを読んでジャンプ等の行動が通った際、相手の硬直時間に自分の技が当たる位置かどうかを意識することはとても重要です。

先ほどと同じで、避けたとしても反撃が確定しない距離では、状況有利までしか取ることができず、読み合い的には不利な状態になっていると言えるでしょう。

有利状況での判断

最後は距離ではなく、時間の観点での間合い管理についてです。

例えば状況として、

  1. 相手が台上でシールドを張っている時
  2. 相手が崖に捕まっている時
  3. 相手が崖端に立っている時

こういう自分が有利な条件下を想定して考えてみましょう。

シールドを張っている相手に対しては、例えばすぐに攻撃をするのではなく、一度ジャンプで様子見をして相手のシールドを消費させてから攻撃するという選択肢があります。

相手を崖に追い詰めている時は、少しタイミングをずらして相手が動き出すタイミングに合わせて空中攻撃を当てる選択肢があります。

これらについては明確な正解というものは無く、少し発展的な内容にはなってしまうのですが、そういう場面で時間調整をするという考え方を覚えるのは有効です。

特に上位勢はこういう場面や、お見合い状況での動き出しのタイミングをあわせて攻撃を当てる、いわゆる当て勘というものが非常に優れています。

勿論上位勢も適当にやっているわけではなく、それぞれの理論や経験に基づいてやっているわけであり、それらを理解する上でこういう判断があるということを覚えておいてください。

まとめ

間合い管理は常に状況が変化するスマブラというゲームにおいて、とても重要な考え方になります。

また間合いというのは、互いのファイターが相互に動いた結果起こるものであり、どちらがより意識して動いているかが顕著に出てきます。

まずは基本的なことからでもいいので、間合い管理を意識して対戦をしてみましょう。

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