TECHNIQUE
今回はかなり自分の中でも時折重要だなと思うことをテーマに挙げます。
まず、前提として僕は「結構色々択を散りばめている気がするのに、何をやっても相手に狩られるな」と思うことが稀にあります。
昔の方がそういうことを思っていて、今はそれに対する考え方が進んだので大分減ったような気はしますが、それでも無意識のうちにそういう状態に陥ることがあります。
読んでる人の中でも初心者・上級者問わずこのような感覚に陥ることもあるのではないでしょうか。
今日は自分の体験を交えて、どんな感じで対処していったのかを書いていきたいと思います。よろしくお願いします。
どうして自分の行動が全て捌かれてしまうのか
前作(スマブラ4)のフォックスで何やっても相手に対処されちゃうな~と思うことが時々ありました。
フォックスの基本コンセプトはあまりSPと変わってないんですが、差込み択としては空N、DA、空下、大ジャンプからめくって空後、ダッシュ掴みが主でした。
やっぱり択として何かに偏るのは良くないので、できるだけ散らすようにしてたし、実際散らすことはできていたと思います。
しかし、やっぱり何を振っても相手に避けられるか、またはガードからの反撃や強判定の技を合わせられて対処されることがありました。
その時の感覚としては「たまたま相手に噛み合ってるのか…?」とかそんなことを考えていました。
択と同様に、タイミングを散らすことが大事
色々考えた結果別に噛み合ってたとかでもなく、結論を言うと「差込み択は散っていても攻め込むタイミングが散っていなかった」というところに原因があったと思います。
択だけじゃなくてタイミングを散らそうということは今初めて言った話でもなく、以前以下の記事で書いた話ととても近いです。
これは別のゲームに話を変えて考えると分かりやすいんですけど、例えば「画面に赤い〇が出てきたらBボタンを、青い〇が出てきたらAボタンを押す」というゲームがあったとして、
- いつ〇が出てくるかが3,2,1とカウント方式で明示される
- どのタイミングで画面に〇が出てくるか分からない
という2つの前提で考えるとすると、まさに上位勢が無意識に対戦ゲームの中でできているのが2を相手に強要させることで、まだあまり勝てない人は1のレベルでプレイしているのではないかと思っています。
概念的な話をすると、勝ち方や安定の立ち回りが浮き彫りになればなるほど、たまに気分で全然違うことをやるだけでその全然違う行動もアクセントとして通りやすいし、それをすることでいつもやっている立ち回りも効果的に刺さりやすくなるといった感じです。
ここができていなくて、自分は最上位プレイヤー相手に簡単に色々な行動を狩られやすいんだなーと思ったことがありました。
実際にどんなことをどんな意識でやっているか
これは個人配信で、大会とか公式戦では全くないんですが自分が考えてることをべらべらと喋りながらやってるんでもしかしたら分かりやすいかもしれないです。
基本的にフォックスの対スネークは「相手が手榴弾を出してくるならブラスター待ちが基本線で、DA差込みが裏択、相手が前に積極的に出てくるならそれが逆になる」みたいな、大雑把に言うとそういうイメージでやってます。
しかし、この試合はあんまり上手くいってませんでした。
具体的には、ブラスター待ちの動きが多すぎたし、”相手がこう動いたらこう動く”という自分の動きも固定化されてしまっているように感じました。
実際やったのが、待ち一辺倒みたいな動きをしている時に特に何も考えず「ここでDA打ってくると思わないだろう」ってタイミングで早めにDAを撃つことで相手の対処に対する意識を変えたいといったイメージで試合を作ることでした。
(対戦しながらしゃべってるんで何言ってるかは分かりにくいと思いますが…)
おわりに
前章の最後はどういうことかって言うと、
- 基本的な動きと、それを通すために見せておかなきゃいけない動きを分けて整理する
- 待ちも攻めも、そのタイミングその距離でこれをやるといった感じで固定されてしまうと、いくら強い動きでも必ず強い人は対処してくるからそこをずらすよう工夫する
といった感じです。何か参考になれば幸いです!ありがとうございました。