COLUMN
どーも!Raitoです。
今回の記事はいつものテクニックの紹介とは異なり、個人的なサブキャラを使うに至った経緯の紹介となります。
スマブラSP発売から9ヵ月経ちましたが、これまでは単キャラで戦ってきた自分がメインキャラ以外のキャラをトーナメントシーンで使うことを決めたのは訳があります。
この記事が、現在スマブラ競技シーン、ないしはオンラインで活躍しているプレイヤーにとって何かの役に立てれば幸いです。
単キャラの限界
単キャラというのは、文字通り単体のキャラでのみ戦うことを意味します。
スマブラSPというのは上位と下位のファイターそれぞれにしっかりとした相性があり、70キャラを超える現状ですら単キャラでトーナメントを勝ち抜くのは非常に厳しいです。
トーナメントシーンでは単キャラのプレイヤーは現状は勝てても、近い未来勝てなくなるというのは発売当初ないしは前作からもよく言われていることでもありました。
厳しいマッチアップを覆し大会で優勝を目指すためには、メインとは別軸で戦える強いファイターをそろえる必要があります。
さて、そんな中自分はダックハント単体でトーナメントシーンに挑み続けました。
キャラがマイナーで対策されづらいという側面、ニュートラル(お互いが何もしていない状態)での強さ、火力の高さ…等を武器に普通の差し合いとは別のベクトルでゲームメイクを行える強さ等を活かして、多くの試合で勝利をすることができました。
しかしダックハントには明確な弱点があります。それは崖外に出された時に理不尽に撃墜されてしまう点と、相手がそもそもニュートラルな読み合いを放棄してきた時の崩しの少なさです。
特に後者は致命的で、待ちスタイルを得意とする相手に対してはそもそもの相性が悪いという状態が出来上がってしまうほどでした。
純粋な差し返しを得意とする程度であれば崩す手段はいくらでも用意できますが、高い機動力を活かして逃げに徹されるとこちらは成す術がありません。
対策を徹底しているプレイヤーや、そもそものプレイヤーの戦術の面での相性を考慮するとダックハント1本戦っていくのはとても苦しい。そう判断しサブキャラを用意するという結論に至りました。
そうして始まったキャラ探しの旅
サブキャラとして最初に候補に挙がったのはルキナでした。
ルキナはダックハントが厳しいと感じるパルテナ、ジョーカー、ウルフに対して相性が良く、引き行動中心に立ち回る系の勇者、ロックマン、ワリオにも追える力とスピードを兼ね備えたファイターです。
もともとルキナは初期の頃からメインキャラに添えようとして使っていたファイターでもありすぐ手に馴染みましたが、いかんせん使ってて成長を感じづらいのが難点でした。
それもそのはず。自分はダックハントの飛び道具を用いてゲームメイクを行っていたので、ダックハントであれば掴みを通せるシーンや相手の回避を狩れるシーンのイメージがルキナの場合だと全く活かされないのです。
飛び道具が無い状態で相手の行動を予測し安定行動に結びつけることがとにかく困難で、弾を持たないファイター扱いの難しさを痛感しました。
その後ポケモントレーナー、リュカ、WiiFitトレーナー、アイスクライマー等の、条件に当てはまる可能性のあるファイターをひたすら触ってみましたがどれもメイン級として使用するには至らず。
そんな中9月に配信されたバンジョー&カズーイは自分の好みの性能として大変マッチしていたのもあり、メインキャラとして使用していくことを決めました。
「バンジョー&カズーイ」と「ダックハント」との違い
バンカズを使い始めてまず最初に驚いたのが体重の重さと、それにそぐわぬかのような機動力の高さです。
更に重量級とは思えないほど復帰力も高く、地上戦での差し合いは相当タフです。横Bの無敵ダッシュのおかげでパルテナやジョーカーといった復帰阻止に優れているファイターの猛攻も凌ぐことができます。
そして機動力の高さとジャンプ回数が多い点は言わずもがな。これらの要素のおかげで他ファイターとは異なるトリッキーな立ち回りをいくつも模索することができます。
飛び道具を軸にした戦い方ができると思いきや、いきなり横Bやらスマッシュで壊しに行くこともできる。攻守共にバランスの取れた良いファイターだと実感しています。
先に挙げたダックハントの弱点として最も突かれやすい要素であった復帰力の弱さ、逃げに徹する相手に対してのやることの無さは概ね解消できます。
弾で相手を動かす力もあるので、サブに据えるキャラとしてとても安心して使用ができるのも魅力的。
とまあ色々お膳立てしましたが、ともかく使ってて超楽しい!ファイターを使い続ける理由としてこれに勝るものはないですね。DLCと言わんばかりの壊れ技も備わっているので開拓のワクワクが止まりません。
おわりに
以上が自分がキャラ変えに至った経緯と、その試行錯誤の紹介となります。
バンカズのゲームメイクに必要な要素はある程度ダックハントから輸入できそうですが、軸に据える動きはやはり異なってくるはず。これからは新しいセットプレイに順応させていく作業中心に開拓していくことになるでしょう。
新しいことへのチャレンジは常に血沸くもの、おかげで発売して期間が経つゲームなのに最高に楽しい時間を送れています。スマブラし足りねぇ!
これからもダックハント&バンジョー&カズーイ使いのRaitoとして皆様どうぞよろしくお願いします!