FIGHTER
皆さんこんにちは、Shogunです!
以下の記事でフォックスのキャラダイヤと、フォックスにとって特に相性が厳しいキャラを6キャラ紹介しました。
この記事では少し視点を変え、キャラ性能以上にフォックスに対して相性の良いキャラと、キャラ性能以上にフォックスに対して相性の悪いキャラを紹介していこうと思います。
よろしくお願いします!
キャラ性能以上にフォックスに対して相性の良いキャラ
ここで紹介するのは、キャラ性能はそこまででランクを付けたら上位には来ないキャラであるものの、フォックスに対して明確な強みを持っていて、フォックス側としてはかなり戦うのが嫌なキャラになります。
①ピカチュウ
あまり知られていないようにも思いますが、地味にこのフォックスピカチュウというカードは難しいです。
ピカチュウのここがすごい
どこが難しいかと言うと、まずピカチュウ側の火力がとても高いです。低%は上強連が4,5回程度入り、投げコンボに繋げることも可能です。0%始動でも50%程度まで稼ぐことができます。ここだけ切り抜くとフォックスよりも低%の火力が取りやすいとさえ言えます。
更に、ピカチュウの最大の弱点と言われる撃墜の難しさについても、対フォックスにおいては上投げ雷が比較的容易で、フォックスの軽さも相まって結構簡単に撃墜できるように思います。
また、ピカチュウの身体の小ささもフォックスの近距離での戦いを難しくしています。フォックスは基本的にインファイトが多いので、相手の身体の大きさはとても重要で、この点でもピカチュウは優秀です。
フォックス側の考え方
そんなピカチュウですが、やはり差し合いはダッシュのスピード差やDAの差込み性能の優秀さから明らかにフォックス有利です。
上記のように明確にピカチュウ側が通したい行動があるということは、逆に言うとそこさえ封じてしまえばフォックス側が勝てると言うこともできます。低%で上強は当たらないように、高%では掴まれないように!といった感じです。
②ピーチ
日本最強のピーチ使いとして名高いUmekiさんがよくフォックスを倒しているのを目にする、そんなカードです。
ピーチのここがすごい
とにかく復帰阻止です。対フォックスの有利不利を決める大きな要因として、フォックスの復帰を狩りやすいかどうかがあります。
そして、フォックスの復帰を狩りやすいかどうかはもう少し深堀りして考えると、横Bに対してどれだけリスクを付けられるか、下方向からの上Bに対してどれだけリスクを付けられるかに分解できます。これら2つ共リスクを付けられるキャラはフォックスにとって戦いづらいということになります。
ピーチの場合は横Bに対して浮遊から空N、下からの上Bに対して浮遊から間合い調整をして空前やNBによるカウンターでの復帰阻止も可能で、リターンがとても高いです。
フォックス側の考え方
ピカチュウと同じ考え方ですが、復帰阻止が辛いのなら復帰阻止の展開を作らせないというのも重要です。と言っても外に飛ばされたら復帰をしなければいけないので現実的にはやや無理がありますね。
もっと言うと、最悪の展開だけ避けるという考え方が大事かなと思っていて、例えば同じ復帰阻止をされる状況と言っても
- ジャンプを残した状態で横Bを打つ→相手に空Nを返されて、撃墜はしないもののまた外に飛ばされる
- ジャンプのない状態で下から上Bで復帰→言うまでもなく撃墜
みたいに色々パターンはあって、もちろん下のケースは最悪なので仮にもう一度外に出されるリスクはあっても空Nなら喰らってもいいと考えて横B復帰をする…といった考え方もあります。
対ピーチは特に最大リターンを取られない意識が重要かと思っています。最大が高くてそれ以外はそこまで強くないと思っているので。
③ネス
このでかい顔に苦しめられるカードです。この4年間、日本で最もネスにヘイトを向けたのは自分だという自負があります。
ネスのここがすごい
一回浮かされてからの空中攻撃による暴れが速く、フォックス側にとってはコンボがトップクラスに難しいキャラです。DAを当てたくらいでは確定のリターンがなく、そこから着地狩りの読み合いに移行することがほとんどです。
また、ネスの弱みでもあるリーチの短さをフォックスはかなり突きにくいです。フォックス自身があまりリーチが短くないし、インファイトをするキャラなので、まともにネスの強い空中攻撃や投げと勝負しなければいけないといった形です。
もう1つ、ネスの大きな弱みでもある復帰の弱さについても、フォックスは復帰阻止がほとんどできないキャラなので突きにくいです。ストックリード時に道連れのための空前落としができる程度です。
対ネスの考え方
やはり地上でのダッシュ速度に差があることから、差し合いはフォックス有利です。
対ネスはとにかく相手に触られないように、フォックス側は小さく細かく技を積み重ねて行く我慢のカードになるかと思います。
キャラ性能以上にフォックスに対して相性の悪いキャラ
先ほどの逆です。キャラ性能は高いのに、フォックスに対しては色々な理由でかなり苦しめられがちなキャラ達です。
①ロックマン
フォックスロックマンの相性の悪さについては、世界最強ロックマン使いとの呼び声高いKameme氏のお墨付き。
ロックマンにとっての対フォックスしんどいポイント
コンボ耐性がないです。上強を一回喰らうと、上強連も入りやすいですし、上強から空上空上も入りやすいです。
また、ロックマンの立ち回りの長所は、細かく飛び道具を撒きながら相手を近付けさせずに、ひたすら相手を動かすというのが主流かと思います。反対に短所はインファイトの弱さにあると思っています。
これに対しフォックスというキャラはまず相手に近付いてインファイトに持ち込む性能がトップクラスに高く、ロックマンの立ち回りに(フォックス側としては)良い意味で噛み合っていると思っています。
また、崖上がりの択もロックマンはそれほど豊富でなく、この点も相手の崖上がりを狩るのが強いフォックスに苦戦する一因となっています。
ロックマンの弱みを尽く突くことができるのがフォックスと言うことができるでしょう。
ロックマンの勝ち筋
50%くらいで頑張って踏みつけてダウン連によるコンボで撃墜も可能です。また、フォックスに対して復帰阻止もできるキャラなので、フォックス側としては一度ステージ外に出されるとかなり面倒な印象もあります。
ワンチャンスで火力を取ったり、復帰阻止展開を続ける等できると、フォックスへの勝機が見えてきます。
②カムイ
僕自身は対カムイは実は苦手なのですが…フォックスカムイの相性は、人によってはフォックスに大きく傾くと言う人もいます。
カムイにとっての対フォックスしんどいポイント
これもロックマンと同じ理由なのですが、カムイの強みは横Bを始めとしたリーチの長い技で間合いを取り相手に近づけさせないことにあるし、弱点は近距離にあります。こういうキャラは、全体的にフォックスに差し合いで苦戦する傾向にあります。
カムイに関してはロックマンの空上のような上方向に高いリターンが望める技もなく、ジャンプで様子見をするフォックスに十分なリスクを付けにくいことも特徴として挙げられます。
カムイの勝ち筋
しかし、カムイは一度ステージ外に飛ばした後に横Bや横スマの先端を当てることでフォックスに対して早期撃墜が望めます。
そういう展開が想像できるのでフォックス側としては一度浮かされた時に崖外へ行きたくなく、無理やりにでもステージ上に着地したいのですが、カムイは着地狩り性能が高いというのが強みです。
こうなるとフォックス側は一度浮かされるだけで苦しくなるので、一気にカムイ側の勝機が見えてくる!…と思います。
③メタナイト
前作のスマブラX時代には苦しめられてきた対メタナイト。今作は状況が大分逆転しました。
メタナイトにとっての対フォックスしんどいポイント
上記2キャラとは少し違います。一言でどこがメタナイト側にとって不利かと言うと、「キャラとしての方向性ややりたいことが似ているにも関わらず、全体的に少しメタナイトが劣っている」ことかと思います。
具体的に言うと、メタナイトもフォックスも地上での速い横移動を活かして立ち回り、ダッシュ攻撃や掴みを狙い、一度浮かせた後に有利展開をキープするというコンセプトは共通しているかと思います。
しかし、フォックスは落下が速くメタナイトのコンボを喰らいにくいこと、メタナイトのコンボ耐性がないためフォックスの上強コンボを喰らいやすいことにより、一度技を当てた後のリスクリターンでどうしても負けがち。
メタナイトの勝ち筋
メタナイトが100%オーバー、フォックスが70%-100%くらい。限定的ですがよくあるこの%状況。ここだけは上記の”一度技を当てた後のリスクリターン”でメタナイト側が勝ちやすいと思っています。
(もっと厳密な表現をすると、最大リターン(撃墜)に繋がる始動技を当てる難易度がメタナイト側の方が低くなる)
この状況だと、DAからの上Bやローリスクな置き技である横スマでこちらが撃墜されてしまいます。もちろん、フォックス側としても撃墜が難しい相手ではないので、撃墜レースに負けるとまでは言いませんが、少なくともここは逆転されやすい状況です。
こういった数少ない有利状況でワンチャンスを引く動きをすることで、メタナイト側に勝機が生まれます。
おわりに
いかがだったでしょうか。前編に引き続き2本立てとなりましたが、本記事でフォックスのキャラダイヤ解説記事は完結です。
他のプレイヤーが以下の記事でピカチュウ、リュウ、ダックハントのキャラ相性を公開しています。こちらも合わせてご覧ください!