MEASURES
みなさんこんにちは、スマブラ実況解説のキシルです!
今回のテーマは「空中攻撃への反撃」についてです。
というのも、スイッチ(Switch)版のスマブラSPは前作のfor3DS/WiiU版に比べてジャンプ後の着地隙の少ない空中攻撃が増えているように感じます。
代表例としてはピカチュウの空中ニュートラル攻撃や、キングクルールの空中前攻撃などが挙げられますね。
空中攻撃の着地隙が減ったということは、それだけ空中攻撃に対して反撃する事が難しくなっているということです。
特にスマブラは空中にいる時間が長いゲームなので、この空中攻撃に対してしっかり反撃を取るテクニックを身につければ、自ずと強い立ち回りを身に付ける事ができます。
新作「スマブラSP」はガード解除時の硬直が増えた
まず前提として、今作のスマブラSPはガード解除時の硬直が長くなっています。つまり相手の攻撃をガードした後に反撃をとることが難しくなってるということです。
相手の隙に対して確実に反撃できる行動の事を「確定反撃(確反・反確)」と呼びますが、今作ではその確定反撃を取るのが非常に困難(技によってはそもそも確定反撃がない)になっていると言えます。
そういった状況下でも相手の空中攻撃にしっかり反撃を当てるために、ガードからの反撃以外で有効なテクニックを3つご紹介します。
①ガードではなくステップで攻撃を躱(かわ)す
今作はほとんどのキャラのステップ(公式用語ではダッシュ)が高性能になっています。
これを利用し、ガードではなくステップを使って空中技を躱して、相手が着地したところにダッシュ攻撃やダッシュ掴みなどを確定させるという行動が強いです。
ガードしてしまうとガード硬直等によって反撃ができない技も、躱してしまえば反撃ができるだけの有利フレームを作ることができます。これは非常に有効な対策です。
間合い管理で反撃の成功確率を上げよう
このテクニックのポイントは、ズバリ「間合い管理」です。
自キャラの攻撃範囲やスピードを把握し、相手と適切な距離(=間合い)を保つことが重要です。
相手が飛んできた際に、引いて躱せるだけの間隔が自分と相手の間に無いと、躱して差し返すことは難しくなるでしょう。
仮に着地隙の少ない技のリーチの外にまで逃げられていたとしても、他の空中攻撃でリーチが長い技を持つような相手だった場合には、引いたのを見てからリーチの長い方を選択されて引っかかってしまう場合があります。
躱して差し返すのであれば、相手の空中技の中で一番リーチが長い技よりも外に逃げるのが理想ですね。
逆に攻める側としては、十分に間合いを詰めたときに飛び込みたいところです。
相手の「飛び込み」を意識する
もう一つのポイントとして、相手の飛び込みをしっかり意識することが重要です。
相手がジャンプした際にこちらの反応が遅れてしまうと、どうしてもガードせざるを得なくなります。
相手がジャンプから攻めてくることを予想できた場合は、相手の動きを見てから反応することができます。
反応に自信がなければ引きステップを置くのも有効ですが、ラインを引いてしまうので若干不利な状況になりやすいので多用は禁物です。
補足:ラインとは、自キャラと相手キャラとの距離の中心を軸として、中心より相手側を相手の陣地、自分側を自分の陣地として分けたもの。
自分が崖を背負い陣地が少なくなっている状態を「ラインを失う」と表現したり、逆に陣地を奪い返す事を「ラインを回復する」と表現したりする。
攻める側としては相手のラインを失わせてから攻めたり、飛び込みに対する意識が薄くなるタイミングを狙って飛び込む嗅覚が重要ですね。
②対空技を早出しする
相手が着地隙の少ない技で攻めてくる時は、大体の場合は前方向への小ジャンプで様子見→下り際で技を出す、という流れになります。
その小ジャンプの上り際を狙ってこちらの空中前攻撃などを早めに出すことで対空(=対空中)しようという対処法になります。
ウルフの空中前攻撃や、インクリングの空中前攻撃などの技は対空として発生やリーチに優れており優秀ですよね。
タイミングをミスると逆に隙を晒してしまうことも…
この場合、上りながら撃たなければならないので、相手が飛んでいないタイミングで撃ってしまうと相手の目の前で隙を晒してしまい、不利な状況になってしまいます。
なんとなく対空技を振るのではなく、相手の飛ぶタイミングを的を絞って撃つ意識を持ちましょう。
ちなみに身長が高いキャラを使っている場合には飛んでいなくてもこのような対空技に引っかかり、立ち回りに難しさを感じると思います。
その場合にはより判定の強い技を置いたり、引きステップで躱したり、しゃがみで避けてみたりといった行動が有効です。ぜひお試しください。
③最大を狙うジャストシールド!
着地隙が少なくてガードから反撃できない技も、ジャストシールドを成功させればかなりの有利状況を得ることができます。
しかも着地しながら空中技を撃つわけですから、ジャストシールドのタイミングはかなり合わせやすい部類ということになります。ぜひ積極的に狙ってみましょう。
今作のキャラ対策の理論では、ジャストシールドを狙うことと、ジャストシールドを成功させた際にちゃんと高いリターンを用意するということは非常に重要になると思われます。
ゲーム序盤ではタイミングが合わずに技に当たってしまったりするのはある程度は仕方ないことです。挫けずに何度もトライ。
逆に着地しながらの技を狙う側としてはジャストシールドを狙われる場合には、技を出さずに透かし着地をしたり、空中ジャンプでタイミングをずらしたりといった工夫をしたいところです。
しかし、例えばフォックスは落下速度が速く、空中ジャンプでジャストシールドを釣って空中技を確定させる動きが強力ですが、それを読み切ることができれば、空中ジャンプを消費したフォックスに対空技を当てることができます。
すると復帰阻止がかなりやりやすい状況を作ることができるでしょう。
初心者には難しい話だと思いますが、強い行動に十分なリスクを負わせることを意識する事で、強い立ち回りを身に付ける事ができます。
まとめ
着地隙の少ない相手の空中攻撃にしっかり反撃を合わせるために
- ガードではなくステップで攻撃を躱して反撃
- 相手が空中攻撃を出す前にジャンプに対して対空技を振る
- ジャストシールドで最大を狙う
を意識してトライしてみてください!
初心者が苦労しやすいポイントなのではないかなと思い、今回の記事を書いてみました。みなさんにとって有意義な内容になっていれば幸いです。
これからもこういった趣旨の記事を書いていきたいと思うのでよろしくお願いします。
最後まで読んでくださった方ありがとうございました!