MEASURES
みなさんこんにちは、キシルです。
Smashlogでは空中技の対策として、ジャストシールドを狙うことの重要性を何度か取り上げてきたと思いますが、ジャストシールドを狙ってくる相手にどう技を振るべきなのかという話はあまりされていなかったかなと思うので、その話をしたいと思います。
空中技主体のキャラで、ジャストシールド取られてどうすればいいのかわからない!という方もいるのではないでしょうか?
今回はその対策方法として、ジャストシールドされてもリスクの無い立ち回りと、ジャストシールドを狙う相手にリスクをつける方法を解説していきます。
ジャストシールドされてもローリスクな選択肢とは?
まず抑えておきたいポイントとして、ジャストシールドされてもリスクが少ない技が存在します。
これから紹介する特徴を備えた技を持つファイターは、その技を主軸に攻めるだけでもある程度ジャストシールドに強い立ち回りができます。
極端に着地硬直差の優秀な技
ジャストシールドは硬直差だけ見ると3Fしか向こうの有利フレームが増えないので、元の着地硬直差が優秀な空中技は、実はジャストシールドを取られてもあまり痛い反撃はありません。
例として、インクリングの後ろ空中攻撃は元の着地硬直差が-2Fなので、最低空だとジャストシールドされても発生が5Fの技までしか確定しません。
重量級のファイターなどは5Fまでの地上技が弱しかないか、もしくは全くないこともあるぐらいなので、ある程度ジャストシールドを取られても「よく取ったな。不利読み合い受け入れてやろう」ぐらいで済みます。
多段技もそれなりに強い
多段技はジャストシールドを取られても次の攻撃の判定が出るので、単発技をジャストシールドして反撃しようとするプレイヤーに対してある程度ケアができます。
ただ、多段技の判定には隙間があり、ジャストシールドを取られるとその隙間が大きくなるので、発生の早い技を隙間に確定させることは可能です。
例えばピーチの下空中攻撃は途中をジャストシールドすると次の判定が出るまでに6Fの隙間があります。
発生が6Fまでの技なら隙間に一方勝ちの形で確定させることができ、7Fの技だと相打ちになります。
先に挙げた着地隙の少ない技と同じく、発生の早い撃墜技を持つ相手には多段技の使用も気をつけましょう。
飛び道具判定の技はローリスク
飛び道具判定の技はジャストシールドされても自身の硬直は増えません。よって、ジャストシールドに対して強い選択肢ということになります。
例えば、ロックマンの下空中攻撃や、リンクのブーメランなどが挙げられます。
ジャストシールドされづらいものですが、ピクミン&オリマーの上スマッシュも該当しますね。
ちなみに守り側からすると、シールドキャンセル上必殺技や上スマッシュの優秀なファイターはジャストシールドしない方がいいパターンがあります。
しかし基本的にはジャストシールドでシールド解除の硬直フレームをスキップした方が有利になるので、ジャストシールドを取れるのであれば取った方がよいです。
ジャストシールドにどうリスクをつけるか
ジャストシールドはシールド解除の直後に発生するという性質上、決してノーリスクではありません。
リスクをつけるための方法としてどのようなものがあるか、考えてみましょう。
技を変えてタイミングをずらす
発生の違う空中技を使い分けて当てにいくことで、相手のジャストシールドを難しくすることが可能です。
差し込みに使いやすい空中技を複数種類持っているファイターならば、それを使い分けることでジャストシールドに対してリスクをつけられることでしょう。
例えばピーチは通常空中攻撃や下空中攻撃などの発生の早い技と、発生の遅い前空中攻撃を使い分けることでジャストシールドを難しくできます。
当たり前ですが、前に判定の出るものと後ろに判定の出るものだと、ファイターの向きを見てどちらの技が来るのか判別可能なのであまり有効ではありません。
とはいえそれでも二種類タイミングが異なるものを対処しなければならないという点で、ジャストシールド自体の難易度は上がりますけどね。
急降下の有無でタイミングをずらす
小ジャンプ→急降下と入力することでファイターを素早く動かせることは皆さんご存知かと思われますし、空中技を当てる際にはこの動きが基本となっているかと思います。
それをあえて急降下を入力せずにゆっくり空中技を当てに行くことで、ジャストシールドのタイミングをずらすことができます。
急降下してくると思ってシールド解除をしていると、遅れてやってくる空中技にちょうど当たってしまう、というわけですね。
着地隙の少なめな空中技であれば、急降下を入れずに遅らせて技を出したとしてもガードされたところで問題はないですし、技術的にも簡単で、なおかつローリスクなかなり強い選択肢です。
技を出さずに着地して有利状況を作る
空中技の中には発生が遅いために急降下の有無を変えてもタイミングをずらすことが困難な技が存在します。
技の発生を見てからシールドを解除、という風にされると急降下など関係ないということですね。
そういう場合には技を出したらジャストシールドされてしまいますので、あえて技を出さずに着地(「すかし」という技術です)することで、相手がシールドを解除していれば弱など発生が早めの技を確定させられますし、シールドを張り続けていたとしても有利な状況を作ることができます。
すかしを絡めた読み合いはなかなか複雑なので、また別の記事で詳しく解説させていただきます。ぜひそちらを参考にしてください。
最後に
今回はかなり難しい内容だったかと思いますが、中級者以上の方々にはぜひしっかりと理解してより深い内容の対戦を楽しんでいただきたいと思います。
最後まで読んでくださった方ありがとうございました!