TECHNIQUE
みなさんこんにちは!あとりえです。
今回はSmashlogの質問箱に寄せられていたお題の「着地狩り拒否」についてご紹介させていただこうと思います。
元々は「浮かされ続けている時(お手玉状態の時)に出来ることを紹介してほしい」というニュアンスの質問だったため、着地狩り拒否のための難しいテクニックを紹介するというよりは基本的な”着地”の考え方やセオリーを紹介する記事になります。
初~中級者の方にフォーカスした内容にはなりますが、それ以外の方にも知識の整理や確認の一助になれば幸いです。
着地は待つ側が有利
スマブラにおける着地では、基本的には空中から地上に着地する側が不利、地上で相手の着地を待つ側が有利となります。
今回は着地狩り拒否というトピックなので、着地をする側が出来る選択肢を整理していきます。
回避しながら着地する
前作スマブラ4ほどではありませんが、今作でも変わらず強力な着地方法です。
スマブラ4は空中回避が何度でも使用可能というゲームシステムだったため、相手の攻撃を読み、適宜空中回避で避けて着地することが出来ました。
しかし、スマブラSPでは空中回避が1回しか使えないという新たな制限が加えられたため、スマブラ4に比べて慎重に空中回避を使用する必要があります。
一点読みの空中回避
相手の攻撃を一点読みして空中回避を合わせましょう。
使いにくくなった点がある一方で、前作に比べ強化されている点もあります。
空中回避中に着地したとき(通称回避着地)の着地隙が前作に比べ大幅に減少した影響で、着地間際に狙われる上スマ等を避けやすくなりました。
上記のTweek選手の着地が良い例で、比較的着地の弱いリザードンでも通常空中回避と急降下を駆使して上手く着地しています。
さらにこの着地方法は、着地狩りの空中攻撃を回避で避けて着地できた場合、相手の下を取っているので逆にリターンを取ることができるという点も強力です。
攻撃を振りながら着地する(暴れ)
こちらは前項とは対照的に、前作より強化された着地方法になります。
空中技の着地隙が全体的に減少したという点と、ガード(ガーキャン行動)が弱くなったという点が相まって、前作より暴れ着地が通りやすくなっています。
暴れ着地の強いところは、着地する側という不利状況でありながら、通してしまえば逆にリターンを得ることが出来るというところでしょう。
この暴れ着地の対処法に困っている相手には、着地する際どんどん暴れ着地を選択していいと思います。
なお、暴れとして選択する攻撃はウルフの空Nやクラウドの空下などの持続が長く当てた後の展開も良い技が好ましいです。
ただ、このあたりの技選択も読み合いなので、状況に応じて技を変えていく必要があります。
着地の場面においては、基本的には以上の2つ(回避/暴れ)を駆使して着地することを心掛けてみましょう。
着地する場所を選択する
ここまで紹介した2つの着地方法は、相手との距離が近いことを前提とした上での手法でした。
相手との距離が近いと、当然技を喰らいやすくなり、上記のような選択を迫られます。
つまり、相手と離れた場所に着地することが出来れば、上記のような選択をせず安全に着地することが出来るというわけです。
そのためには、こちらが着地する場所を読まれないようにすることが大事です。
例えば、ステージ中央で真上にふっ飛ばされたときにステージ右側に着地する癖だとか、ジャンプ上がりの後はステージ中央に戻ろうとする癖等がありそれを読まれてしまうと、その後の着地が苦しくなります。
そのため、選択肢(ここでいう着地場所)を多く持ち、状況によって使い分けることで相手に読まれないよう心掛けてみてください。
また、着地するタイミングを一定にしないことも重要です。
急降下を入れるか入れないかでタイミングを変えたり、2段ジャンプを使うか使わないかでタイミングをずらして相手を揺さぶりましょう。
崖に逃げる
着地が辛いのであれば、もう崖に逃げてしまおうという話です。
ここで大事なのが、自分のキャラクターが着地と崖上がりのどちらが弱いのかを予め理解しておくことです。
ベヨネッタやピチューなどの比較的崖上がりが強いキャラであれば、選択肢を散らしていく中で”崖に逃げる”という択を多めに選択したほうが良い場合がほとんどです。
逆に、多段ジャンプ持ちで着地が強いキャラや重量級で身体が大きく極端に崖上がりが弱いキャラの場合は、崖に逃げるよりそのまま着地を試みたほうが良いことが多いということです。
終わりに
スマブラ、延いては対戦ゲームなどの読み合い全般に言えることですが、選択肢を散らすことは非常に重要です。
選択肢が一辺倒になってしまうと、どうしても動きを読まれて不利になってしまいます。
初心者の方は特に手癖で選択肢が一辺倒になっていることが多く、意識的に選択肢を変えていく必要があります。
リプレイなどで自分の動きを確認し、どんな行動が癖になっていて狩られているのかを認識することが大切だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!