TECHNIQUE
皆さんこんにちは。ウメブラスタッフのエルです。
今作スマブラSPで勝利の鍵を握っていると言っても過言ではない「空中攻撃」を効果的に使用する方法を紹介します。
最近Shogunの記事でも解説されましたが、上級者を目指す上では空中攻撃がなぜ強いのかを理解して、しっかりと使いこなす必要があります。
空中攻撃は単に空中で攻撃技を振るだけにとどまらず、振り方や前後の行動とセットで意識してみると立ち回りが強化され、上級者に一歩近くことができます。
空中攻撃大分類
まず最初に空中攻撃は大きく2つに分類されます。結論から言うと、ジャンプの上り途中で出すか、下り途中で出すかです。
空中技の性能によって、上りで出すほうが優れている、下りで出すほうが優れている、どちらでも使えるの3パターンが当然あります。
上りと下りのどちらの出し方が優れていると断言はできませんが、それぞれの特徴を紹介します。
上り空中攻撃
ジャンプからすぐに出すため発生が速いです。積極的に攻撃を当てたい場合に使います。
また、上りで出すため当然高めに技が出ることが多いため、対空やジャンプ読みでの攻撃、背の高いファイターに対して有効です。
他にもスネークの通常空中攻撃のような、技全体が長い技も上りで出すことが多いです。
下り空中攻撃
ジャンプからしばらくして出すことになるため、ジャンプを始動とすると上りに比べて攻撃の発生が遅いです。
そのため様子見気味で相手にガードさせたり、あわよくば当てたいくらいの守備的な攻撃をしたい場合に使います。
また、下りで出すため技は低めに出ることが多く、対地や背が低いファイターに対して有効です。
下りで出す空中攻撃が守備的である理由
クラウドの前空中攻撃を例にして説明します。
クラウドの前空中攻撃は全体フレームが53Fあります。そのため、空中で技を出すと当たるか当たらないかに関わらず、54F目になるまでジャンプも回避も出すことができません。
しかしながら、このゲームは空中攻撃の硬直フレーム中に着地すると、それ専用の着地硬直(※1)が発生するかわりに、空中攻撃の硬直がキャンセルされるという仕様があります。
※1) 専用の着地硬直はほぼ全ての空中攻撃に設定されており、専用の着地モーションに移行するフレームはファイターの技ごとに設定されている。
クラウドの前空中攻撃は3Fー42Fの間に着地すると専用の着地硬直になる。通常の着地硬直はファイターや、小ジャンプ・大ジャンプにより変わるが基本的には2F~5Fとなる。
ちなみにクラウドの前空中攻撃は、専用の着地硬直が11Fに設定されています。
例えば攻撃を入力してから20F目で地上に着いた場合、18Fで攻撃判定が発生し、20F目から専用の着地硬直のモーションに移行します
着地後11Fの硬直は生まれますが、攻撃を入力してから32F目には動ける計算になります。
空中で全て出し切る場合53Fの硬直があるため、差し引き21F早く動ける計算になるわけです。
そのため下りの特に着地間際に出す攻撃は、フレーム的にも硬直時間が短く、さらに地上に着地するため、シールドという空中にはない選択肢も増えるため守備的であると表現しました。
上り空中攻撃と下り空中攻撃それぞれにメリットは存在するため、空中攻撃をどちらかのタイミングでしか行ってなかった人は、まずはこの2種類を身につけましょう。
下り空中攻撃をさらに細分化
上り空中攻撃は、小ジャンプにしろ大ジャンプにしろ、ジャンプから最速気味で出すことが多いのですが、下り空中攻撃は大きく2つ、行動的には3つあるため紹介します。
急降下空中攻撃
名前の通り、ジャンプ後に急降下をしながら空中攻撃を行います。
全ての空中攻撃に言えるわけではないですが、下り空中攻撃の基本にして最も強い行動のためまずはこれをマスターしましょう。
注意点としては、急降下中に空中攻撃を出すと急降下がキャンセルされてしまうため、攻撃を急降下しながら出す場合、再び急降下入力を入れる必要があるということです。
通常降下空中攻撃
意外に盲点になりがちですが、急降下をせずに空中攻撃を出します。
基本的には急降下のほうが相手に近づくスピードが速く強いことが多いのですが、相手がジャストシールドを狙っている場合はタイミングずらしの択として有効です。
その他に空中で横移動をしながら技を出したい場合も、滞空時間を長く取るため急降下をしないことがあります。
攻撃を当てるタイミングや位置をずらすための選択肢なので、攻撃発生後は基本的に急降下をして着地するのがベター(※2)です。
※2 技によっては技の硬直の後半で着地すると、専用着地硬直と技の途中までの硬直で動けない時間の合計が、全体フレームより長くなる場合もあるため例外も存在する。
急降下何もしないで着地
正確には空中攻撃では無いですが、空中から攻撃せずに急降下して着地して地上で相手に攻撃をするという第三の選択肢です。
「すかし着地」という用語で呼ばれることもあり、例えば空中攻撃を予想してシールドを張っている相手に空中攻撃を匂わせて着地して即投げるという選択肢などがあります。
ジャンプからの新たな攻撃の選択肢として是非抑えておきましょう。
さらに発展的な内容とまとめ
ここまで空中攻撃を上りと下りの2つ、下りに関してはさらに細分化して説明してきました。
実際にはこれに追加して大ジャンプと小ジャンプの使い分け、攻撃を振る位置の調整という要素が加わり様々な選択肢が無数に発生していきます。
今回の記事を読んで空中攻撃の選択肢を理解し、もしまだやっていない行動があった場合色々な行動を是非試してみてください。
初心者でまだ色々な行動を使い分けられないという人は、ジャンプと同時の空中攻撃入力で発生する小ジャンプ最速空中攻撃と、急降下空中攻撃の2つをまずは意識して使ってみましょう。