TECHNIQUE
みなさんこんにちは、キシルです。
重量級キャラの相性の話になったときに、「体力差」という言葉を耳にすることがあるのではないでしょうか。
体力差とは寿命、つまりどれだけ耐えられるかという考え方ですが、実際重量級を使った際にどういうことを意識するのが「体力差を活かす」ことになるのでしょうか。
前提として撃墜力差が必要
そもそも体力差が生まれる条件として、撃墜力差が必要です。
体重差のことではないの?と思う方がいるかもしれません。たしかにキャラの重さが違えば体力差は生まれやすいですが、結局のところ撃墜力で負けている場合は体力差を作ることは難しくなります。
例えば体重が自分の方が圧倒的に重くても、復帰阻止で早期撃墜をされるような組み合わせでは撃墜力で差を作れていません。
これでは「どちらの方が耐えられるか」という点で優っていないため、体力差とは呼べません。
逆に体重で負けていても、守りの面が安定していて自身が撃墜されづらい組み合わせならば体力差を作ることも考えられます。
結局体力差を作るのは撃墜力の差と言って差し支えないでしょう。
体力差を活かした立ち回り方法
それでは、実際にどのような立ち回りを意識することで体力差が活かせるのかを解説していきます。
相打ちを狙っていく
技を一方的に当てることを狙うのではなく、相手の技と相打ちでもいいという考えを持つこと。これは体力で優っている組み合わせならば非常に強力です。
典型的な例としては浮かされた際の暴れが挙げられます。
相手の技と相打ちで自分の不利状況が続くとしても、ダメージさえ交換していれば苦しくなるのは相手の方です。ガンガン相打ちしてプレッシャーをかけていきましょう。
他にも飛び道具が絡むシーンや、相手の復帰技との相打ちなど、相打ちを狙えるシーンはそこそこあります。
そして何より、「この組み合わせは相打ちでいい」と理解していることが立ち回りを強くします。ぜひ意識してみてください。
積極的に択をかける
ダッシュ攻撃や早出しの対空技、不利状況のカウンターなど、自らじゃんけんにしやすいような選択肢を強気に狙っていくことで、ダメージ交換をしやすくなります。
本来、ガードされても確定反撃を受けないような選択肢で攻めるのがスマブラにおけるセオリーではありますが、「2回に1回技をヒットさせて、もう1回は確定反撃を貰ったとしたときにダメージが同じぐらい」ならば、体力差を押し付けることができます。
この考え方は体力差に限らず、有利状況のターン継続などでリターン差を作りやすい相性ならば非常に強いです。
特に飛び道具でローリスクに立ち回りたいようなファイターはこの展開を拒否したいと考えています。ぜひ強気に狙ってみてください。
余裕のあるうちにパナす
「まだ反撃を受けても撃墜されないけど、大技を当てれば撃墜できる」という状況を作りやすいのが、重いファイターの魅力です。
確定反撃を恐れずに、余裕のあるうちに大技を狙っていきましょう。いわゆる「当て勘」はもちろん重要ですが、試行回数によって当てられることもよくあります。
比較的当てやすいような発生の早いスマッシュ、リーチの長いスマッシュを、何かしら理由付けて思いっきりパナしてやりましょう。当たれば正義です。
撃墜拒否を優先する
せっかく耐えられるのに、早期に撃墜されるのは非常にもったいないです。しっかり相手の撃墜択を理解して、撃墜択が少ないうちは意識して拒否を優先しましょう。
特に復帰や崖上がりなどの不利状況では注意が必要です。今作は撃墜ラインに近い崖端等で技を受けると非常に早く撃墜してしまいます。
復帰の際の安易なジャンプやその場上がりを狩られて早期撃墜…ということのないように、耐えること最優先で不利状況を凌ぎましょう。
生還すればおーけー。多少のダメージは必要経費。体力差があるならばそれでいいのです。耐えれば勝手に相手がビビります。
終盤こそ堂々と
お互い撃墜できる状況、例えば自分180%相手120%のときに、これが台本通りだという顔をすることは大事です。
そこでびびっていることがバレたら、せっかくのプレッシャーが活きません。終盤こそこっちはびびってないぞという圧力をかけていきましょう。
リードを取っているのに撃墜争いになってしまって、相手は間違いなく嫌な気分になっています。特にラインを詰めていれば後ろ投げ以外の選択肢では撃墜されにくくなります。
ぐいぐい前に出て強い撃墜択を押し付けていきましょう。
最後に
殴られているのに、決して圧倒していないのに相手を追い詰められるのが「体力差」です。
勝手に相手が恐れおののく様を見たときが重量級にハマる瞬間なのかもしれません。
やったか!?…いや重すぎだろ!!の精神ダメージは計り知れないということをしっかり理解し、粘り強く逆転を狙っていきましょう。
相手は焦り、相打ちになるだけでストレスを感じ始めます。
重量級、最高ですね。
最後まで読んでくださった皆様ありがとうございました!