TECHNIQUE
皆さんこんにちは。ウメブラスタッフのエルです。
今回は初心者〜中級者向けに、対戦における撃墜を拒否する立ち回り方法を解説したいと思います。
最初のうちは相手を撃墜することに意識が向きがちですが、撃墜するのと同様に自分が撃墜されないように立ち回ることもスマブラでは非常に重要なことです。
上級者等の格上と対戦をすると、最初はいい感じだったのに試合が終わってみたら物凄く差がついていた経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
そのような結果になる理由として考えられるのは、撃墜力の差か、逆に撃墜拒否の差ということがほとんどです。
撃墜拒否は単に相手の技を喰らわないように逃げるというだけではなく、キャラの特性や状況によって様々な打ち手を考える必要があります。
前置きが長くなりましたが、以下で幾つか具体例を挙げて解説していきますので、是非立ち回りのヒントにして頂ければ幸いです。
この記事の目次
撃墜拒否って何?
互いにダメージが蓄積し、ある程度以上吹っ飛ぶ大技に当たってしまったら撃墜してしまうという状況は試合中によく起こります。
また、反撃行動や特殊なセットプレイの強い特定のファイターであれば、決まったパターンから撃墜してしまうという場面も経験があるでしょう。
そういう場面において、そのような技に当たるリスクを減らしたり、反撃やセットプレイに持ち込まれるリスクを極力減らした立ち回りのことを撃墜拒否と呼んでいます。
この撃墜拒否を行うにあたって、最も基本的な考え方は3つあります。
- 大きな隙を晒して大技や反撃を貰わないよう、全体フレームや攻撃後の硬直の少ない技で立ち回る
- 相手の大技に引っかかるリスクを減らすために、前に出すぎないように戦う、具体的には引きながらの空中攻撃や地上攻撃等で立ち回る
- 撃墜ラインに近い位置、すなわち崖を背負った位置や高い位置で戦うのを拒否したり、無理をしないことにより撃墜ラインから遠ざかる
他にもピンポイントな点では、相手が投げから直接撃墜する手段に乏しいファイターを使っている場合、近距離ででシールドをかなり多めにするというのもあります。
基本は上のようなこととなりますが、撃墜拒否とは相手の本命の技をいかに拒否するかに注力した立ち回りであり、自分や相手のファイターによって最適解は異なります。
撃墜拒否の具体例
基本的な考え方としては、上記3点を意識することが重要ですが、ここでは実戦的な撃墜拒否の具体例をいくつか紹介していきたいと思います。
パワーアップした相手と無闇に読み合いをしない
これについては多くの人が感じていると思いますが、相手が期間限定で強くなるファイターの場合、その状態の相手に強気な読み合いをするのはやめましょう。
具体的にはクラウドやシュルク、Wii Fitトレーナーやジョーカー等がこれにあたります。
もちろん逃げ一辺倒で良いわけではないですが、強気に大技を振ったり、相手の技の届く範囲で回避の読み合いをするのは良くないです。
逆に考えれば相手は期間限定のために無理して攻めてくる試合展開もあります。どっしりと構えて逆にいなすくらいの気持ちで望みましょう。
最大を狙った無理な復帰をしない
ノーダメージでの復帰を狙うあまり、読み負けた際に撃墜に繋がる復帰はやめましょう。以下に具体例を2つあげてみます。
- 自キャラがクラウドの場合、リミットを使いたくないからと上必殺技を使わずに、無理に回避で崖に捕まりに行った結果読まれて撃墜されるパターン
- 自キャラがスネークの場合、下必殺技の自滅で上空から変えればいいところを、嫌がって強引に最短距離で崖に向かったところを読まれて撃墜されるパターン
展開的に負けていてノーダメージで帰りたい場合、また寿命に近いようなパーセントであれば多少の無理を通さなければ行けない場面があることは理解します。
しかしリードしている場面において、無理な復帰をしなければ少なくともダメージをくらいながら地上には高確率で戻れる選択肢があるのであれば、そちらを取る決断も重要です。
崖上がりや着地で撃墜のリスクのある行動を減らす
崖上がりや着地は、特に撃墜に繋がることが多いシーンだと思います。
十分なダメージを既に蓄積されてしまい、何を貰っても撃墜してしまう状況ならいざしらず、特定の技以外では撃墜しない場合で無理をするのはよくありません。
例えば自分のパーセントが100%弱程度で、相手のスマッシュ攻撃以外では撃墜しない場面での着地を想定してみましょう。
相手から離れるように冷静に着地すれば、ダッシュ攻撃や空中攻撃での着地狩りをされることはあっても、相手が一点読みでダッシュ上スマとかでもしない限り直接の撃墜には繋がりません。
しかしながら攻撃で暴れたり、回避しながら相手に向かって着地し無理にリターンを取りに行くという選択肢を取った場合、読み合いからスマッシュ反撃を貰うリスクを負ってしまいます。
これは先程あげた最大を狙った無理な復帰に通じるところがあり、撃墜拒否において特に重要なことの1つです。
また同じようなパーセント帯で崖上がりを想定してみましょう。無理に攻撃上がりでリターンを取りに行った結果、ガードされスマッシュ反撃を貰うリスクは負うべきではありません。
ここで重要なことが1つあり、それらの行動は常にしてはいけないということでは無く、その行動が唯一撃墜に繋がるときは控えるべきということです。
相手の本命の技が当たりづらい状況を意識する
本命の技を拒否する。そんなことが常に出来たら苦労しないという話ですが、意識するだけでも結構違ってきます。
例えばネスのように投げで撃墜を狙ってくる場合、近距離でのセットプレイ時にシールドを減らして全体フレームの少ない技で暴れてみてはどうでしょうか。
フォックスのようにコンボから撃墜は出来るが、投げからは直接撃墜できないファイターの場合、シールドを多めに立ち回ってみてはどうでしょうか。
剣士キャラのような空対空が強いファイターの場合、空対空の読み合いを減らし地上での読み合いを増やしてみてはどうでしょうか。(剣士キャラは地上も強かったりしますが…
相手ファイターに対する拒否の立ち回りがわからない場合は、相手が自分に対して撃墜で最も狙ってる技を意識して、それだけは貰わないように意識してみましょう。
ネスの投げの他、インクリングのローラー等はそれの最たる例だと思います。
まとめ
撃墜拒否の考え方の基本から、具体的なパターンをいくつか紹介してみました。
上級者同士の対戦になると、相手の拒否行動を逆に一点読みして崩すといった行動をされるため、拒否が逆に安定ではなくなったりもします。
しかしながら、初心者帯から中級者帯では、しっかりとした撃墜拒否を身につけることで自分のファイターの寿命が確実に伸びていきます。
撃墜拒否を身につけることによって、対戦における安定感や勝率も自然とあがってくると思います。
自分が撃墜される場面は相手の一点読みを除けば、少なからず自分の行動に良くない点があります。それが低%であればより顕著です。
撃墜拒否がいまいち出来ていないと感じている人は、自分が撃墜された際の状況を見直し、その際今回の記事で書いたようなことをしていないか振り返ってみてはいかがでしょうか。